渡島砂原駅(おしまさわらえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町砂原4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN66。電報略号はオラ。事務管理コードは▲140155[2]。
前身は渡島海岸鉄道の砂原駅(さわらえき)であり、同鉄道の国有化に伴い現在地に移転し、改称した[3]。
当駅の所在する地名(旧町名茅部郡砂原町)より。成田線の佐原駅と区別するため旧国名の「渡島」を冠する。地名の由来は、以下の説が考えられている[9]。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[10]。互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡している[10]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[10]。上下線共に安全側線を有する[10]。そのほか1993年(平成5年)3月時点では下り線の森方から外側に分岐し対向側ホーム外側への行き止りの側線を1線有する[10]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐である[10]。尚、1983年(昭和58年)4月時点では、対向側ホームの現・下り線は上下共用だった[11]。木造駅舎を有する。
森駅管理の無人駅となっている[1]。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[10]。有人駅時代の、鹿部駅と同じ形の駅舎が継続使用されている[12]。建築当初からの原型を良く留めている建物である[12]。駅の標高は35mである[13]。
渡島海岸鉄道時代の砂原駅は、現在の渡島砂原駅から1kmほど西側[13]の、標高10mの地点[13]で、史跡・南部藩砂原陣屋跡の裏に位置した[13]。旧駅の跡地は2003年(平成15年)時点では道路になっていた[13]。
また、砂原線に転用されなかった線路跡は、2003年(平成15年)時点では国道278号に転用されていた[13]。
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。