浜洲線

浜洲線
満洲里国門（中露辺境国門）
基本情報
起点	ハルビン駅
終点	満洲里駅
開業	1903年7月
運営者	ハルビン鉄路局
路線諸元
路線距離	935 km
軌間	1,435 mm
線路数	複線
最高速度	160 km/h

浜洲線（ひんしゅうせん）は、中華人民共和国黒竜江省のハルビン駅と内モンゴル自治区の満洲里駅を結ぶ、全長935 kmの鉄道路線で、中華人民共和国とロシアのシベリア鉄道を結ぶ幹線である。

路線図

路線図
凡例
浜綏線 km 浜北線 0 ハルビン駅 京哈線・哈大線 拉浜線 5 松北駅 10 廟台子駅 20 万楽駅 31 対青山駅 42 里木店駅 52 姜家駅 63 肇東駅 74 尚家駅 96 宋駅 116 羊草駅 127 安達駅 137 臥里屯駅 148 竜鳳駅 159 大慶駅 170 大慶西駅 通譲線 180 喇嘛甸駅 201 高家駅 212 泰康駅 238 煙筒屯駅 261 紅旗営駅 平斉線 三間房駅 平斉線 270 昂昂渓駅 284 富拉爾基駅 293 虎爾虎拉駅 303 黒崗駅 314 白山郷駅 323 竜江駅 334 魯河駅 355 碾子山駅 365 吉新河駅 384 成吉思汗駅 395 古里金駅 406 高台子駅 416 扎蘭屯駅 425 臥牛河駅 440 三道橋駅 446 哈拉蘇駅 456 南木駅 467 富林駅 478 巴林駅 488 喇嘛山駅 498 紫溝駅 510 雅魯駅 520 旗山駅 527 溝口駅 539 博克図駅 546 沙力駅 556 新南溝駅 564 興安嶺駅 574 伊列克得駅 582 西嶺口駅 592 哈拉溝駅 604 烏奴耳駅 三根河駅 614 烏川駅 623 北頭河駅 634 免渡河駅 646 小北駅 656 卓山駅 牙林線 667 牙克石駅 674 海満駅 685 大雁駅 694 扎羅木得駅 712 扎泥河駅 721 哈克駅 730 西哈駅 742 海拉爾東駅 749 海拉爾駅 771 大良駅 780 烏固諾爾駅 789 烏蘭丘駅 801 東宮駅 811 完工駅 822 都倫駅 833 陵丘駅 844 赫爾洪得駅 855 皇徳駅 864 豪門駅 874 嵯崗駅 896 湖北駅 906 扎来諾爾駅（ジャライノール駅） 912 扎来諾爾西駅（ジャライノール西駅） 917 東壕駅 927 臚浜駅 935 満洲里駅 中露国境 シベリア鉄道モスクワ方面

概要

浜洲線は南東ー北西方向に延びる線路で、全線が電化されており、ハルビン鉄路局が管轄している。線路は黒竜江省哈爾浜市（ハルビン市）を起点とし、松花江を渡って東北平原を横断する。その後にフラルキ区の嫩江を渡ると、内モンゴル自治区に入る。内モンゴル自治区に入ると大興安嶺山脈を越え呼倫貝爾草原（フルンボイル草原）を横切る。ハイラル駅を通過した後、ハイラル川の近くを走って満洲里駅に到着する。この先にあるザバイカリスク駅でシベリア鉄道支線に接続する。

歴史

• 1898年3月　設計が完成。
• 1898年6月　ハルビン側と満洲里側双方より着工。
• 1900年4月　ハルビン駅 - 安達駅間の線路敷設が完了。
• 1902年1月14日　臨時営業開始。
• 1903年7月　正式に営業開始。開業当時は直通の旅客列車が1往復、客貨混合列車が1往復であった。
• 1935年3月　満洲国が中東鉄道全線をソ連から買収。
• 1945年8月 ソ連が対日参戦し接収。中国長春鉄路とし、蔣介石政権と中ソ友好同盟条約を結び、同鉄道を30年間共同使用することを認めさせた。
• 1950年 同盟条約を改訂し（中ソ友好同盟相互援助条約）、その付属協定「長春鉄道・旅順・大連協定」により、長春鉄道の中国側へ返還された。
• 1983年　ハルビン駅 - 安達駅間の複線工事に着工。
• 1985年　121 kmの複線化が完了。
• 2013年　国際定期貨物列車「中欧班列」の運行開始^[1]。
• 2017年12月28日　ハルビン駅 - 満洲里駅間の全線電化が完了^[2]。

接続駅

• ハルビン駅：京哈線、哈大線、拉浜線、浜綏線、三棵樹線
• 大慶西駅：通譲線
• 三間房駅：平斉線
• 牙克石駅：牙林線

出典

1. “満洲里駅経由の「中欧班列」が5000本に 内モンゴル自治区”. AFPBB (2019年9月29日). 2019年11月3日閲覧。
2. “滨洲铁路全线实现电气化”. 新華網 (2017年12月28日). 2019年11月3日閲覧。

外部リンク

• ハルビン地情網《ハルビン市史 交通史》 （簡体字中国語）