浅見 雅男(あさみ まさお、1947年 - )は、日本の編集者、著述家。
来歴
東京都生まれ。1970年慶應義塾大学経済学部卒業。文藝春秋に入社、多くの書籍(文春新書ほか)・雑誌の編集に携わりつつ、皇族、華族制度を軸とした近現代史の研究・著述に従事している。同社の役員を務め、2009年に退職した。
森村誠一の担当編集者だった時期があり、森村の作品『太陽黒点』の主人公・浅見隆司のモデルとなった[1]。
著書
- 『公爵家の娘 岩倉靖子とある時代』 リブロポート、1991年、新版1997年/中公文庫、2000年/文春学藝ライブラリー、2021年
- 『華族誕生 名誉と体面の明治』 リブロポート、1994年/中公文庫、1999年/講談社学術文庫、2015年
- 『華族たちの近代』 NTT出版、1999年/中公文庫、2007年
- 『闘う皇族 ある宮家の三代』 角川選書、2005年/角川文庫、2013年
- 『皇族誕生』 角川書店、2008年/角川文庫、2011年
- 『皇太子婚約解消事件』 角川書店、2010年/「大正天皇 婚約解消事件」角川ソフィア文庫、2018年6月
- 『皇族と帝国陸海軍』 文藝春秋〈文春新書〉、2010年
- 『不思議な宮さま 東久邇宮稔彦王の昭和史』 文藝春秋、2011年/文春文庫、2014年
- 『伏見宮 もうひとつの天皇家』 講談社、2012年/ちくま文庫、2020年4月
- 『反逆する華族 「消えた昭和史」を掘り起こす』 平凡社新書、2013年
- 『学習院』 文藝春秋〈文春新書〉、2015年
- 『皇室一五〇年史』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2015年。※岩井克己(元・朝日新聞編集委員、皇室担当記者)と共著
- 『皇族と天皇』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2016年
- 『歴史の余白 日本近現代こぼれ話』 文藝春秋〈文春新書〉、2018年3月
- 『明治天皇はシャンパンがお好き 近現代日本 歴史の横顔』 文藝春秋〈文春新書〉、2020年12月
参考
脚注
- ^ 森村誠一『ロマンの寄木細工』(講談社)P.69