永福寺(えいふくじ)は長野県塩尻市にある高野山真言宗の寺院。山号は慈眼山。
概要
本尊は天平9年(737年)行基の作と伝わる駒形馬頭観音。大永元年(1521年)に源義仲の子孫と称する木曽義方が義仲の菩提を弔うため創建し、祖父の木曽源太郎豊方を開基とし、法名から長福寺とした。
元和元年(1615年)の中山道塩尻宿開設に伴って長畝村から宿場の東端に移設され、元禄15年(1702年)に現在地に移り、本堂、鐘楼、山門、仁王門、観音堂などが新築された。九代将軍徳川家重の幼名長福丸を避諱して、享保2年(1717年)に永福寺と改称した。
正徳4年(1714年)に全焼したが、再建。現在の観音堂は春日造りで、諏訪立川流3代目の立川和四郎富重によって万延元年(1860年)に改築された。昭和53年(1978年)に本堂と庫裡が新築された。
交通アクセス
参考文献
- 『探訪 信州の古寺 天台宗・真言宗』1996年 郷土出版社
外部リンク