『死霊復活』(原題:Live After Death)は、アイアン・メイデンが1985年に発表したライブ・アルバム。オリジナルLPは2枚組で発売された。1984年のスタジオ・アルバム『パワースレイヴ』の発表に伴うツアー「ワールド・スレイヴリー・ツアー」におけるライブ音源を収録した作品で、LPのA面からC面(リマスターCDのディスク1)には1985年3月のカリフォルニア州ロングビーチでの4公演のうち2回のステージから選出された演奏が収録され、D面(リマスターCDのディスク2)に1984年11月のロンドン公演での演奏が収録された[9]。
本作は全英アルバムチャートで2位に達し、本作からシングルとして発表された「ランニング・フリー」のライブ・バージョンは全英19位、「誇り高き戦い」のライブ・バージョンは全英26位に達した[1]。
「ワールド・スレイヴリー・ツアー」は長期間に渡り、本作のプロデューサーであるマーティン・バーチがミキシングの作業を行っていた頃は、まだツアーが続いていた。そのため、アイアン・メイデンの中心人物であるスティーヴ・ハリスによれば、バンド側はバーチから送られてきたテープを聴いてどのテイクを採用するか判断しただけで、オーバー・ダビングは一切行わなかったという[9]。
ステージの開演前には、ウィンストン・チャーチルのスピーチが使用されている[9]。
音楽評論家のGreg Pratoは、allmusic.comにおいて本作を「疑いなくヘヴィメタルのライブ・アルバムの中でも特に優れたものの一つ」と評した[10]。また、イギリスの音楽雑誌『ケラング!』は、本作収録のパフォーマンスが収録された映像作品『Live After Death』が2008年にDVD化された際のレビューで、本アルバムについて言及し「恐らく現在に至るまで最も優れたライブ・アルバム」と評した[11]。
1985年当時のCDには、LPのD面に収録されていた「ラスチャイルド」「アカシア・アベニュー22」「吸血鬼伝説」「邪悪の予言者」「オペラの怪人」の5曲が外されていた[12]。1998年のリマスターCDは2枚組で発売され、以前まで外されていた5曲も含む完全版となった[13]。
オリジナルLPではA - C面に収録されていた。
オリジナルLPではD面に収録されていた。
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