正眼寺(しょうげんじ)は、神奈川県足柄下郡箱根町にある臨済宗大徳寺派の寺院。
歴史
鎌倉時代に開山された。境内に「早川庄湯坂勝源寺燈籠 應永二年乙亥」と記された灯籠が存在することから、当初は「勝源寺(しょうげんじ)」という寺号であったと推測される[1]。
当寺には、曾我兄弟の仇討ちで知られる曾我兄弟(祐成・時致)の菩提を弔う「曾我堂」がある。兄弟の位牌が安置されている[1]。
江戸時代は、東海道を通行する多くの旅人によって賑わったという[1]。
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正眼寺山門
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敷地内の超雲閣と大地蔵
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敷地内の曾我堂
文化財
- 正眼寺本堂(旧今村繁三別荘)(登録有形文化財 平成14年2月14日登録)[2]
- 正眼寺庫裏(登録有形文化財 平成14年2月14日登録)[3]
- 木造地蔵菩薩立像(神奈川県指定重要文化財 昭和38年9月20日指定)[4]
- 地蔵菩薩立像胎内納入品(箱根町指定文化財 平成6年2月15日指定)[5]
- 正眼寺本堂襖絵(箱根町指定文化財 平成12年12月8日指定)[5]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 下(歴史散歩14) 鎌倉・湘南・足柄』山川出版社、2005年