梶井 純(かじい じゅん、1941年1月2日[1] - 2019年7月23日)は、日本の漫画評論家。本名は長津忠。貸本漫画を主な評論対象とする。東京都出身。
東京都豊島区目白生まれ。1963年中央大学経済学部卒業。出版社勤務、編集プロダクション代表を経てフリーの評論家。
十代のある時期、トキワ荘に近い場所に居住していた[2]。また、小学生のころから野球に熱中しており、高校では野球部に入り、大学では準硬式野球部に入った(1年の途中で退部)[3]。
1967年に石子順造、権藤晋、菊池浅次郎(山根貞男)と、日本初の漫画評論誌『漫画主義』を創刊。1972年から7年間、『週刊読書人』にてマンガ時評を連載した。
また、著書『戦後の貸本文化』は、かつてはメジャーな文化でありながらほとんどその分析がされていない貸本文化についての、貴重な研究資料である。ただし、呉智英の著書『現代漫画の全体像』において、「貸本漫画のメインの読者は娯楽漫画が好きなはずで、梶井がもちあげる芸術的な貸本漫画を好きだとして語るのはおかしい」と評されている。
1999年に三宅秀典、ちだ・きよし、権藤晋、吉備能人、三宅政吉らと「貸本マンガ史研究会」を結成。同会の会誌『貸本マンガ史研究』に貸本漫画についての評論を発表している。
また、骨董品好きで、骨董についての著書もある。
2019年7月23日、虚血性心疾患のため東京都荒川区の病院で死去、78歳[4]。
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