桂 文鹿(かつら ぶんろく、1969年11月17日 - )は奈良県奈良市出身の落語家。
本名∶大倉 有展。
所属はフリー。出囃子は「キューピー」
来歴
大谷大学卒業後、1994年5月に桂文福に入門し「桂ちゃん好」を名乗る[1]
。落語家としての内弟子修行が満了するや、ボクシングの練習に励み、陽光アダチ所属のプロボクシング選手となる。大阪府立体育会館にて二度の試合に臨んだが辛酸をなめる結果となりボクシング選手を引退。以後落語に専念する。[要出典]
2004年9月に「桂文鹿」へ改名[1][2]。
2014年に所属を解消し松竹芸能より独立。フリーの落語家として活動する。同年、第9回繁昌亭大賞創作賞を受賞[1]。
2019年に第14回繁昌亭大賞奨励賞を受賞。
2020年SNSにて「新作落語台本製作教室」を開講。
2022年1月、上方落語協会を退会。
2022年1月7日、LINEオープンチャットを利用して文鹿一門とファンの交流サイト「ぶんろくらぶ」開設。
2022年6月6日、「ぶんろくらぶ」会員限定 文鹿一門トーク番組【ぶんろくらぶチャンネル】YouTube配信開始。
2024年11月17日、奈良県葛城市「相撲館けはや座」にて自身の55歳誕生日に芸歴三十周年「記念落語笑相撲」を開催予定。
人物
郷土芸能竹春座(たけはるざ)の塩路鐵砲水に師事し「河内にわか」の継承にも努める。
芸風
毎年、東インドの安宿に約20日間滞在し、缶詰状態で一年分の新作を書き上げる[要出典]。新作落語は「人間の卑屈さ」をテーマとする[1]。
「さわやか健康ランド」「さわやか航空652便」「さわやか回転寿司」「さわやか柔道部」などの「さわやかシリーズ」といわれる[要出典][3]作品や、「紙相撲風景」「おみくじ製作所」「くろしお1号」「ファンヨンチョル」「銃撃戦」「困客万来」「俺たち暴走族」などの「先輩」と「阪下」を主な登場人物としている[要出典]作品がある。
舞台の出で立ちは羽織を着ず、常に紺色の着流一丁で、左胸に牝鹿、右胸に雄鹿の紋を付け、左の肩袖には鹿の文字。帯の後ろには大相撲の立行司のごとく短刀を手挟んでいる。
出囃子が鳴り出すと、帯を数回叩く音が客席まで響き、シュッという気合を入れ登場する。
著書
- 『アトピーを3ヶ月で完治させた超秘策』浪速社、2012年
弟子
脚注
- ^ a b c d 桂文鹿 - 上方落語協会(上方落語家名鑑)
- ^ 「桂文鹿」を名乗る落語家は3代目小文枝門下にかつて存在したが廃業している。
- ^ “新作「さわやかシリーズ」137作品”. 桂文鹿ホームページ (2023年). 2023年7月1日閲覧。
関連項目
外部リンク