林 郁夫(はやし いくお、1960年〈昭和35年〉6月1日[1] - )は、日本の政治家。元愛知県知立市長(4期)、元知立市議会議員(2期)。
愛知県知立市八橋町出身[2][3]。知立市立知立中学校、愛知県立岡崎高等学校卒業[4]。1983年(昭和58年)3月、静岡大学卒業[4]。同年4月、知立市役所入庁[4]。
2002年(平成14年)に市役所を退職[2]。同年7月28日に行われた知立市議会議員選挙に出馬し初当選[2]。市議を2期務める[4]。
2008年(平成20年)11月30日執行。民主党の推薦を受けて出馬し、自由民主党と公明党の推薦を受けた現職の本多正幸市長を破り初当選した[5]。12月24日、市長就任[6]。 ※当日有権者数:50,836人 最終投票率:55.82%(前回比:+8.7pts)
2012年(平成24年)12月2日執行。元市議の杉原透恭(自民党推薦)を破り、2期目の当選[7]。 ※当日有権者数:52,314人 最終投票率:47.42%(前回比:-8.4pts)
2016年(平成28年)11月27日執行。3期目の当選。投票率は38.67%で過去最低を記録した[8][9]。 ※当日有権者数:54,501人 最終投票率:38.67%(前回比:-8.75pts)
2020年(令和2年)11月22日告示、林以外に立候補者がいなかったため無投票で4選[10]。
知立市が取り組んでいる「知立駅周辺整備事業」は以下の4つの事業から成り立っている[14]。 (1)知立駅付近連続立体交差事業(事業主体:愛知県) (2)知立駅周辺土地区画整理事業(施工者:知立市) (3)移設駅周辺整備事業(施工者:知立市) (4)知立駅北地区市街地再開発事業(施工者:知立駅北地区市街地再開発組合)
駅の高架化を目的とする「知立駅付近連続立体交差事業」は総事業費610億円のうち、国と名鉄の負担を除く事業費260億円を、愛知県と知立市が1対1の割合で各130億円負担することになっていた。2012年(平成24年)1月23日、林は、副市長、市議会正副議長、特別委員会の正副委員長らとともに大村秀章知事と面会し、負担金の減額の要望を行った。要望は奏功し、県は2月、130億円のうち23億円を国と県が負担することで知立市の負担を軽減すると回答した[15]。
2016年(平成28年)7月、知立駅周辺整備事業の一環として、「知立市周辺街並みデザインプロジェクト会議」を立ち上げた[16]。同会議は、市の若手職員9人による「職員部会」と知立市商工会関係者や市民15人による「市民部会」で組織され、知立駅の高架化工事にあわせて整備が進む同駅周辺の将来像について話し合いが続けられた。2018年(平成30年)1月25日、市議会の知立駅周辺整備特別委員会で、デザインプロジェクト会議がまとめた構想案が発表された。構想案では、駅周辺再開発の全体のコンセプトが「現代版宿場町」と設定された。林は「若手職員や市民がしっかり考えてくれた素晴らしいデザイン」と評価し、これを採用した[13]。
2020年(令和2年)3月、知立市都市計画マスタープラン[17]を改定。農業振興地域が広がる八橋町や谷田町など4地区を、企業誘致の受け皿となる「産業促進拠点」に追加指定した[18]。
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