松平 乗羨(まつだいら のりよし)は、江戸時代後期の大名。三河国奥殿藩6代藩主。真次流大給松平家9代。官位は従五位下・縫殿頭。
生涯
寛政2年(1790年)12月23日、4代藩主・松平乗友の長男として江戸で誕生。父の隠居後に誕生したため、5代藩主は叔父・乗尹が継いでいた。寛政11年(1799年)6月5日、乗尹の養子となる。享和2年(1802年)12月6日、乗尹の隠居により家督を継いだ。文化3年(1806年)9月15日、11代将軍・徳川家斉に拝謁する。
しかし藩政の実権は文政7年(1824年)まで隠居していた実父・乗友が掌握していたため、飾りの藩主に等しかった。文化3年(1806年)12月15日に従五位下・縫殿頭に叙位・任官する。その後は幕命により江戸城御門番役や二条城在番、大番頭などを歴任した。
文政10年(1827年)8月23日に江戸で死去。享年38。跡を長男・乗利が継いだ。
系譜
父母
正室
子女
大給松平氏 奥殿藩6代藩主(1802年 - 1827年) |
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大給藩 | |
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奥殿藩 | |
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田野口藩 | |
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