東川 篤哉(ひがしがわ とくや、1968年[1] -)は、日本の小説家、推理作家。広島県尾道市生まれ[2][3]。山口県立豊浦高等学校、鹿児島高等学校を経て、岡山大学法学部を卒業[4]。
2013年6月から2017年6月まで本格ミステリ作家クラブ事務局長、2017年6月からは第5代会長を務める。
大学卒業後、ガラス壜メーカーの経理部門に勤務していたが、26歳で退社。以後8年間は月収12万円 - 13万円のアルバイト(本の仕分けやコンサートスタッフなど[5])で生活し、「一寸先はホームレスかという生活」だった[6]。
1996年、東 篤哉名義で投稿した「中途半端な密室」が鮎川哲也が編集を務める公募短編アンソロジー『本格推理8 悪夢の創造者たち』に採用される。本格推理シリーズにはその後も「南の島の殺人」「竹と死体と」「十年の密室・十分の消失」の3編が採用された(これら4編はのちに『中途半端な密室』にまとめられた)。
2002年、『密室の鍵貸します』でKappa-One登竜門の第一期として有栖川有栖の推薦を受け本格的に作家デビュー。
脱力系ユーモア本格ミステリの気鋭として知られる[2]。
2010年発表の『謎解きはディナーのあとで』は初版7000部だったが、口コミなどでじわじわと部数を伸ばし、シリーズ累計320万部を突破し[7]、ベストセラー作家の仲間入りを果たした。
インターネットや携帯電話は使ったことが無く、情報を得るのはもっぱらテレビや新聞。会社勤めの時はまだポケベル時代で、使う機会も買う機会も無く今までずるずるきてしまったからだというが、今後も使う予定は無いという[5]。
実家が熊本県菊池市にある[5]ということもあり、大都市以外では帰省を兼ねて度々熊本でもトークショーやサイン会を行っている。架空の地方都市である烏賊川市を舞台にしたデビュー作以来のシリーズを除いては、東京西郊の実在地名に舞台をとって地域固定で事件を展開するシリーズが多く、国立、国分寺、武蔵溝ノ口+武蔵新城、西荻窪+荻窪、平塚、八王子などがこれまで舞台となっている。
広島東洋カープのファンであり[3][8][9]、カープ女子が探偵役を務める連作「野球が好きすぎて」を上梓している。また「謎解きはディナーのあとで」シリーズの「二股にはお気をつけください」(シリーズ第1作「謎解きはディナーのあとで」に収録)では広島から阪神にFA移籍していた当時の新井貴浩をネタにした場面が存在する。
「」内が東川篤哉の作品
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