東光寺(とうこうじ)は、東京都板橋区にある浄土宗の寺院。
概要
室町時代後期、天誉(1491年寂)によって開山された。元々は近くの船山(現・加賀公園)にあった。山号の「丹船山」は元所在地に由来する。1679年(延宝7年)の加賀藩下屋敷の設置に伴い、現在地に移転した[2]。
境内には、宇喜多秀家の墓(供養塔)がある。秀家は流刑地の八丈島で没したが、彼の子孫は前田家の援助[注釈 1]の下、引き続き八丈島に住み続けた。明治時代に赦免となり、前田家は秀家の子孫たちを旧藩下屋敷跡地[注釈 2]に住まわせた。その際に秀家の供養塔を建立したものである[3]。
寺宝等
交通アクセス
脚注
注釈
- ^ 秀家夫人豪姫の縁による。
- ^ ちなみに旧藩下屋敷跡地に付けられた字は「浮田(うきた)」である。
出典
- ^ 板橋区教育委員会 編『いたばしの寺院 (文化財シリーズ第39集)』板橋区教育委員会、1982年、22-26p
- ^ 東光寺のご案内板橋区教育委員会事務局生涯学習課
参考文献
- 板橋区教育委員会 編『いたばしの寺院 (文化財シリーズ第39集)』板橋区教育委員会、1982年
- 馬場憲一 著『板橋区史跡散歩 (東京史跡ガイド19)』学生社、1993年
- 「下板橋宿 東光寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ12豊島郡ノ4、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/34。
関連項目
外部リンク