条件法(じょうけんほう、英: conditional mood)とは、インド・ヨーロッパ語族に属する言語での文法概念である法のひとつ。英語では、仮定法のうち、wouldを使う活用形の部分、すなわち、ifで導かれる条件節を含まず、主節の動詞の活用のみを指す[1]。なお、日本でのスペイン語教育においては直説法過去未来(完了)時制として教えられている時制も、同じ機能を担っている。
時制として考えた場合、現実性に乏しい仮定の帰結を述べる際に使われる。
両者の例では、それぞれ現在や過去の事実(大金持ちではない/手助けがあった)をあえて否定した上で、その場合にはこうなったであろうという結論を導きだしているが、この場合に条件法が使われる。
また、英語などで非常に丁寧な依頼の文章を作る場合にI would like toという表現を使うが、これはこの条件法から派生した用法である。
英語と同様に、非現実の仮定に基づく結論の表現に用いられる。以下、上掲の英語の例文を仏訳する。
また過去における未来の表現にも、同じ活用が用いられる。