杉山 大志(すぎやま たいし、1969年[1] - )は、日本のエネルギー・環境研究者。専門は、地球温暖化問題およびエネルギー政策[2]。
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹[3]。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任教授。2004年より気候変動に関する政府間パネル(IPCC)評価報告書等の執筆者[4]。産業構造審議会産業技術環境分科会 地球環境小委員会地球温暖化対策検討ワーキンググループ委員[5]。総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会省エネルギー小委員会工場等判断基準ワーキンググループ委員[6]。2020年より産経新聞「正論」欄執筆陣。
北海道生まれ[1]。1991年東京大学理学部物理学科卒業。1993年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修了、電力中央研究所入所。1995年から1997年まで国際応用システム解析研究所(IIASA、オーストリア)研究員。2017年キヤノングローバル戦略研究所上席研究員、2019年より現職[4]。
所属しているキヤノングローバル戦略研究所のほか、『アゴラ』や『JBpress』、『WiLL』[7]にも寄稿している。
キヤノングローバル戦略研究所に所属する他の研究者から、杉山は「気候危機は存在しない」「グレタ・トゥーンベリは共産主義者」など、地球温暖化とその対策について否定的な見解を発信していると告発されている[7]。また、国際環境経済研究所で発信している記事では、イギリスの懐疑派団体である地球温暖化政策財団の記事を紹介していることが確認されている[7][14]。
再生可能エネルギーの普及に反対しており、原子力発電の利用が現実的であるとしている[15]。