星 進(ほし すすむ、1910年 - )は、日本の造園家。国内外の庭園設計を数多く手がける。
経歴
戦前の旧制大学の日本大学芸術学部を卒業し、同大学の研究室勤務を経て、芸術学部で造園学担当講師を勤める。1940年、飯田事務所入所。飯田十基に師事。戦後同事務所でおもに海外での造園作品を担当。1960年から1961年にかけて、在オーストラリア日本国大使館公邸庭園の造園のために渡豪。1964年から1965年にかけてはニューヨーク世界法日本館造園を担当した。
独立後は三鷹市井の頭で星造園設計事務所を主宰。国内でも多数作庭を行っている。代表作に、談話室滝沢新宿駅西口店(1984年)、待季荘(友延邸)の庭(1989年)がある。
関連項目
著書
- 庭のデザインと設計、池田書店、1975
- 雑木と山野草の庭、誠文堂新光社、1982
- 住宅と庭の接点構成―軒まわりの作庭手法、誠文堂新光社、1980
- 小さな庭づくり(星満と共著)、池田書店、1976
参考文献
- 庭 別冊8-瀧の庭 -瀧のある庭8題/人と作品 斉藤勝雄の世界/瀧の庭・デザインと技法 1978 龍居竹之介・編集/建築資料研究社
- 庭 別冊37-続 室内の庭特集(インテリアと庭-〈談話室滝沢〉にみる/屋上庭園のできるまで)1984 龍居竹之介・編集/建築資料研究社
- 庭 別冊55-特集・小形研三作品抄 1987
- 庭68-特集・暮らしの中の水と庭/庭の空間構成 1989