早稲田塾(わせだじゅく)は、株式会社早稲田塾が経営する大学受験予備校である。2014年12月より株式会社ナガセの傘下となり、東進ネットワークとなった。
創業者が早稲田大学在学中に創業し、名前に「早稲田」と付いているが、早稲田大学とも東京都新宿区早稲田の地名とも直接の関係はない。
概要
相川秀希が早稲田大学法学部在学中の2年次に起業し早稲田塾を創業。現役中高生を対象として、東京・神奈川・千葉・埼玉に計12校を展開。大学受験に合格するための学力を身につけるだけでなく、社会に出てからも通用する“一生モノ”の力を養う「リーダー育成」を主眼としている。偏差値アップではなく、将来に向けての明確な目的意識を重視し、一般的な塾・予備校の集団授業や個別指導とは趣の違う、特徴的なプログラムを開発。オリコンの2013年度「顧客満足度の高い塾・予備校ランキング」(オリコン調べ)において、「カリキュラム」「講師」部門で第1位の評価を受けている。集団授業、個別授業をはじめ、一人ひとりに合わせたものを提案する、オーダーメードカリキュラムを主としている。「早稲田塾はチーム戦」というスローガンがある。現役合格のデータを蓄積し、「早稲田塾総合開発研究所」で分析。冊子やWEBコンテンツ、イベントなどを通して塾生に発信している。
沿革
校舎
校舎一覧
その他
- 予備校業界初の試み
- 現在の塾や予備校でおなじみと思われるシステムや設備、イベントなどのうち、早稲田塾が初となるものが存在する。
- 全校舎を自由に行き来できる「フリーパスシステム」導入
- 授業を無制限に受講できる「パケット制」の料金システム導入
- 夏期講習や冬期講習などの季節授業の導入
- 自習室、塾生カフェ、赤本などを置く情報施設の設置
- 過去には自習室に「頭の良くなる水」と称したウォーターサーバーが設置されていた。また館内には「頭の良くなるBGM」が流れていた。
- 2018年まではTOEIC-LRテスト、ニュース時事能力検定が塾内で受験可能であり、対策講座も設置されていた。
- 「AO[要曖昧さ回避]方式」による入塾制度
- TIME社、Appleと契約、英語学習に「TIME」誌、「iPad」を導入 など
- 関係する芸能人・著名人
- その他広告、パンフレット出演
- Youtube CMにセーラー服おじさん、Ladybeardを起用。
- 「卒業生の集い」出演 - 毎年3月に実施される高校3年生向けのイベント、加工には新木場のSTUDIO COASTで行われていたこともあり、そこではゲストによるスペシャルライブがあった。
- メディア掲載
- オリコン顧客満足度ランキングにて6年連続第一位にランクイン。
- 雑誌「ソトコト」や「PEN」、「ATES」「ducare」、TV、新聞など各種メディアで取り上げられている。
- 社会貢献活動
- 2010年から、社会貢献のためのポイントシステムを開始(2017年に終了)。塾生が塾で勉強した時間をポイントに変換し、対応する金額をNPO団体ミレニアム・プロミスに寄付。マラリア撲滅活動などに使用される。
- ナガセ傘下になる以前は社内サークルとして軟式野球部・ソフトテニス部・ワイン倶楽部・才援’sがあった。
脚注
- ^ a b “社会に出てからも活きる「一生モノの学力」早稲田塾 中学生プライム館”. 日経Bizアカデミー. 2014年5月30日閲覧。[リンク切れ]
外部リンク