斉田 季実治(さいた きみはる、1975年10月3日 - )は、日本の気象予報士、防災士。ヒンメル・コンサルティング代表取締役。
林野庁に勤務していた父は転勤が多く、東京、秋田、大阪、熊本と引っ越しを重ね[1][2]、小学校は4校に通った。だが、スポーツが得意だったこともあり、どこでも早く溶け込むことができた[1]。
全国を転々としたが、一番長く熊本に住み、熊本県立済々黌高等学校を経て、住んだことのない土地に行きたいと思い[1]、北海道大学水産学部に入学。高校からラグビーを始め、大学時代は2団体に所属した。2年の時、練習船に2週間乗船する航海実習に臨むが、この経験が気象予報士を目指すきっかけとなり、1回目の受験では不合格だったが、3年の時、2回目で合格する[2]。
大学卒業後、北海道文化放送(UHB)に入社。事業部を経て報道記者となる。その折に医療裁判ドキュメンタリーの製作に携わったことを機に、かねてから抱いていた医師への夢が再燃。医学部入学を目指しUHBを退社する。しかし、2度受験に失敗したため、金銭面の問題などから再受験を断念。民間の気象会社に転職し、業務用の気象予測など担った[2]。
29歳の時、気象キャスターへの転身を決意。九州での修行時代は、NHK福岡放送局に出演する吉竹顕彰を師と仰ぎ、多い時で週3回の酒席も「補習授業」と思って参加し、何でも質問した[3]。 2006年からNHK熊本放送局の気象キャスターを3年半務め、2010年に東京の気象キャスターオーディションに合格[2]。以来、主に平日夜間のNHKの報道番組で活動している。
2021年5月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』では、ドラマ内の「気象考証」を担当する[4][5]。また、ドラマ内の社内コンペの審査員として登場した。
2018年に気象・防災関連のコンサルティングなどを行う株式会社ヒンメル・コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。防災には家族の話し合いが必要と考え、未来を見据えて行動するスキルを「ヒンメルカレッジ」で伝えている。
また、ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャ、宇宙天気ユーザー協議会アウトリーチ分科会会長として、文明進化型の新たな災害に備える取り組みを進めている。NPO法人気象キャスターネットワーク会員。
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