恵庭公園(えにわこうえん)は、北海道恵庭市にある公園。
陸上競技場や野球場などのスポーツ施設を整備しているが、公園面積の約半分は原生林になっている。園内の森林の奥にはユカンボシ川の源流があり[5][6]、水が湧き出ている。園内の遊歩道沿いには樹齢350年を誇るミズナラの大木があるほか、クロツグミなどの野鳥を観察することができる。冬季降雪時は園内を圧雪整備し、1周1.5 km、3.5 kmの歩くスキー(クロスカントリースキー)コースを開設する。スケーティング滑走は禁止であり、陸上グラウンドをスケーティング練習用に整備している。
公園内のユカンボシ川の湧水に近い段丘には、擦文時代の竪穴建物のくぼみを確認することができ[7]、縄文時代や続縄文時代、アイヌ文化の遺構も発見されており[8]、総称して「恵庭公園遺跡」としている[9]。
明治の恵庭公園一帯は開拓使が牧場(漁村牧場)を開設し[10]、札幌の真駒内にあった真駒内種畜場(真駒内牧牛場)から乳牛などを放牧しに来ていた[11]。1947年(昭和22年)に種畜場が新得町に移転し[12]、1958年(昭和33年)に恵庭町(当時)が町立公園用地として道有地の払下げを受けた。1960年(昭和35年)、南恵庭駐屯地の部外工事として陸上競技場・野球場・テニスコート・バレーボールコートなどの整地を開始した[13]。
年表
陸上グラウンド
野球場
球技場
庭球場