Etsuko Ichihara / 市原えつこ |
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YouTube |
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チャンネル |
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活動期間 |
2008年10月26日 - |
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登録者数 |
378人 |
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総再生回数 |
410,611 回 |
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年9月26日時点。 |
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市原 えつこ(いちはら えつこ、1988年 - )は、日本のメディアアーティスト、妄想インベンター。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。2018年、アルスエレクトロニカInteractive Art+部門でHonorary Mention(栄誉賞)を受賞。2025年大阪・関西万博日本館の基本構想策定クリエイター。早稲田大学文化構想学部卒業、愛知県春日井市出身、血液型はAB型。2016年にYahoo!JAPANを退社し独立、現在フリーランス。クリエーター事務所「QREATOR AGENT」所属。
2023年4月から東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻に入学。
経歴
1988年生まれ、愛知県春日井市出身。メディアアーティスト、妄想インベンター、妄想監督[1][2]。
早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。大学在籍時に秘宝館をはじめとした日本の性文化に興味を持ち、作品制作を開始[3][4]。
卒業制作だった「セクハラ・インターフェース」が何かの拍子に突然バズったのを皮切りに、個人宛のオファーが来るようになる。Yahoo!JAPANにUI/UXデザイナーとして入社後も、会社の仕事と個人の仕事を両立[4][5]。
2015年に自身の祖母の死をきっかけに制作した「デジタルシャーマン・プロジェクト」が、2017年に第20回文化庁メディア芸術祭・優秀賞を受賞。市原は祖母の葬式で遺体が火葬され、骨だけになった姿を親族が見て泣くという弔いのプロセスから「人間にとって必要なものだ」と痛感し、当時働いていたYahoo! JAPANの仕事で関わっていた人型ロボットPepperを使い、新しい弔いの形がつくれないかと考えた[6][7][8]。
2018年にアルス・エレクトロニカ賞で栄誉賞を受賞[3][4][9]。
2020年、2025年大阪・関西万博日本館の基本構想策定クリエイターの一員を拝命する[10]。
2022年、森美術館開催の現代アート展「六本木クロッシング2022」で、新作「未来SUSHI」を発表。現代美術分野では初参加。学生時代に衝撃を受けたアート展で美術の分野に興味を持つきっかけになった展覧会だった[11][12]。
主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラ・インターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステム SRxSI》、家庭用ロボットに死者の痕跡を宿らせて49日間共生できる《デジタルシャーマン・プロジェクト》がある[3][4]。
現在、日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性から、「NHK WORKD」や「月曜から夜ふかし」など、国内の新聞・テレビ・Web 媒体、海外雑誌等、多様なメディアに取り上げられている[3][4]。
人物
- 女優の市原悦子とは無関係である。
- 高校生のときに「アートでは食べていけない」と考えて、美大に合格したものの一般大学に進学。大学では人とのコミュニケーション術を養い、IT会社では納期との戦い方を学んだ。アーティストとしての資金調達や収入にも役立ち、自然と「美大に行かなかった私はクリエーターにはなれない」と思い込んでいたコンプレックスが消えていた[13]。
- 独立するキッカケは、たまたま見てもらった占い師に「早く会社をやめるべき。そうでないと足を骨折する」と言われ、その1ヶ月後に本当に会社で足を折ってしまったので、これは従うしかないなあと決意[13]。
- 早稲田大学文化構想学部の第一期生[14]。
- 作品制作の際は、企画、ディレクション、UX設計(※ユーザーがサービスを使用する際の体験の設計)を担当。実装やプログラミングは別の方にお願いすることが多い[14]。
- 巫女装束がトレードマーク。
- 大学院には3回受験して3回合格した経歴を持つ。会社員時代の2014年は合格するものの「やっぱり大学院に通うのは今じゃない」と思い直して見送る。2022年に東京藝術大学の別学部で合格するものの「今後の方向性を考えたとき自分の学びたい分野と違うかも」と気付き、翌年に先端芸術表現専攻を受け直した[15]。
略歴
受賞歴
主な代表作品
主なイベント企画
出演
テレビ
海外
ラジオ
インターネット放送
雑誌
新聞
評価員
脚注・出典
関連事項
外部リンク