川崎絢平

川崎 絢平
明豊高等学校硬式野球部 監督
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 和歌山県海南市
生年月日 (1982-02-12) 1982年2月12日(42歳)
選手情報
ポジション 遊撃手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴

川崎 絢平(かわさき じゅんぺい、1982年2月12日 - )は、 和歌山県海南市出身[1]の元アマチュア野球選手・日本高校野球指導者。明豊高等学校野球部監督。

経歴

現役時代

中学時代は「生石ボーイズ」に所属する[1]

高校は智辯学園和歌山高等学校に進学。1年生の夏から3年連続で夏の甲子園に出場し、1年生夏の第79回全国高等学校野球選手権大会において控え遊撃手として出場し優勝を果たす[1](選抜高等学校野球大会への出場はなし)。2年夏はベスト16、3年夏はベスト4。

大学は立命館大学に進学。全日本大学野球選手権大会に出場した[1]。同期に松村豊司、1学年下に赤松真人がいた。

大学卒業後は社会人野球のクラブチームである和歌山箕島球友会に所属し、2006年には全日本クラブ野球選手権大会優勝を果たし、社会人野球日本選手権大会に出場した[1]

指導者時代

現役引退後はマツゲンを退社し実家が経営するコンビニエンスストアで勤務していたが[1]2008年に高校時代の恩師である髙嶋仁に誘われ、母校の智辯学園和歌山高等学校野球部のコーチに就任する[2]

2011年明豊高等学校野球部の部長に就任し、2012年の秋から監督として指揮を執る[1]

2015年の夏の第97回全国高等学校野球選手権大会に監督として初の出場を果たす[3]

2017年の夏の第99回全国高等学校野球選手権大会では準々決勝に進出[4]

2019年の春には選抜高等学校野球大会に初出場を果たし準決勝に進出した[5]。同年秋に開催された明治神宮野球大会に初出場する[6]。同年秋の秋季九州大会で優勝し[7]2020年の春の第92回選抜高等学校野球大会の出場権を得ていたが、コロナ禍のなか中止となる。その救済措置として行われた同年夏の2020年甲子園高校野球交流試合に出場し、岐阜県立岐阜商業高等学校に4対2で勝利した[8]

2021年の春の第93回選抜高等学校野球大会では大分県勢としては1967年大分県立津久見高等学校以来、54年ぶりに決勝に進出を果たした[9]。決勝戦の対東海大相模高等学校戦では、9回裏にサヨナラ負けを喫し惜しくも準優勝となる[10]。当大会での明豊高等学校の5試合で無失策は大会史上初の記録となった[11]

人物

規律・道徳に厳しく、監督を務める明豊高校では、「サインを盗まない、盗んだものは試合に出さない」などといった徹底的な教育も行っている。 智辯和歌山時代の恩師である髙嶋仁終身名誉監督も評価する「落ち着きぶり」が選手を強くしたとも言われている。

主要大会での成績

指導した主な選手

智辯学園和歌山高等学校
  • 岡田俊哉 (中日ドラゴンズ) ※コーチとして
  • 西川遥輝 (北海道日本ハムファイターズ) ※コーチとして
明豊高等学校

脚注

注釈

  1. ^ 中止になった第92回選抜高等学校野球大会を含む[12]

出典

  1. ^ a b c d e f g “センバツ準V監督は元ローソン和歌山NO・1店長”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月1日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202104010000865.html 2021年4月4日閲覧。 
  2. ^ “智弁高嶋監督「僕より落ち着き」教え子明豊監督に”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月1日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202104010000711.html 2021年4月4日閲覧。 
  3. ^ 第97回全国高校野球選手権大会 1回戦(2015年8月9日 阪神甲子園球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2015年8月9日). 2021年4月4日閲覧。
  4. ^ 第99回全国高校野球選手権大会 準々決勝(2017年8月20日 阪神甲子園球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2017年8月20日). 2021年4月4日閲覧。
  5. ^ 第91回選抜高校野球大会 準決勝(2019年4月2日 阪神甲子園球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2019年4月2日). 2021年4月4日閲覧。
  6. ^ 明治神宮野球大会 準々決勝(2019年11月17日 神宮球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2019年11月17日). 2021年4月4日閲覧。
  7. ^ 秋季九州大会 決勝(2019年10月25日 みどりの森県営球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2019年10月25日). 2021年4月4日閲覧。
  8. ^ 2020年甲子園高校野球交流試合 交流試合(2020年8月11日 阪神甲子園球場)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2020年8月11日). 2021年4月4日閲覧。
  9. ^ “【センバツ】大分県勢54年ぶり決勝進出…明豊初V王手 前回は1967年Vの津久見”. 中日スポーツ (中日新聞社). (2021年3月31日). https://www.chunichi.co.jp/article/228135 2021年4月4日閲覧。 
  10. ^ 第93回選抜高校野球大会 決勝(2021年4月1日 阪神甲子園球場))”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2021年4月1日). 2021年4月4日閲覧。
  11. ^ “明豊が史上初5試合無失策「史上最弱」評価に奮闘”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月2日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202104010001106.html 2021年4月4日閲覧。 
  12. ^ “センバツ出場回数は加算 初出場の平田ら5校、甲子園でのプレーがないまま出場扱いに”. スポニチ Sponichi Annex (株式会社スポーツニッポン新聞社). (2020年3月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/03/12/kiji/20200312s00001002105000c.html 2021年4月4日閲覧。 

関連項目

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