島津 忠興(しまづ ただおき)は、江戸時代前期の武将・大名。日向国佐土原藩2代藩主。
略歴
慶長4年(1599年)、初代藩主・島津以久の三男として誕生した。慶長15年(1610年)、父・以久が死去する。以久の嫡孫にして島津家久の三女で島津豊久の妹・宗鉄を正室に迎え、慶長7年(1602年)に宗鉄との間に島津久敏を儲けていた垂水島津家当主の島津久信(信久)が佐土原藩相続を辞退したことにより、忠興が以久の跡を継いで佐土原藩主となる。
慶長19年(1614年)の大坂冬の陣では徳川方として参戦したが、翌年の大坂夏の陣には遅参して間に合わなかったとされる。
寛永14年(1637年)、死去。跡を長男で幼少の久雄が継いだ。
系譜
父母
正室
子女
島津氏 佐土原藩2代藩主 (1610年 - 1637年) |
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- 以久1603-1610
- 忠興1610-1637
- 久雄1637-1663
- 忠高1663-1676
- 久寿1676-1690
- 惟久1690-1723
- 忠雅1723-1753
- 久柄1753-1785
- 忠持1785-1816
- 忠徹1816-1839
- 忠寛1839-1871
- 廃藩置県
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