岩井 友見(いわい ゆみ、1951年5月3日 - )は、日本の女優、司会者、日本舞踊正派岩井流宗家として十一代目 岩井半四郎(じゅういちだいめ いわい はんしろう)を名乗る。東京都出身。夫は俳優の船戸順。女優の仁科亜季子と仁科幸子は妹。株式会社フジプランニング所属。
来歴
1951年、歌舞伎俳優10代目岩井半四郎の長女として東京都に生まれる。1964年、名跡・岩井粂三郎、9代目岩井半四郎 (1945年死去) の岩井家の養女となる。3歳の時に歌舞伎座にて日本舞踊の初舞台を踏む。文化学院英文科に進学。岩井流家元を襲名。以後、時代劇などのテレビドラマ、舞台などで俳優として活動する。
その後、乗馬シーンの撮影中に落馬し、約60日間に及ぶ治療を余儀なくされる[1]。治療の甲斐なく左目を失明し、右目も網膜浮腫と診断された[1]。ただし、左目の義眼化は回避できた[1]。もともと視力が悪かったことが症状発覚を遅らせ悪化させる原因だったという[1]。
その後、復帰作となった舞台で共演した俳優の船戸順と1976年に結婚を果たす。1980年代後半から1990年代前半の約10年間に亘り、興和新薬「キャベジン」のテレビコマーシャルに夫婦で出演し、お茶の間に広く親しまれた。1987年4月からは、ロス疑惑のスキャンダルを機に芸能界を引退した水の江瀧子の後を継ぎ、テレビ朝日のバラエティ番組『独占!女の60分』の2代目司会を担当する。
2012年4月、日本舞踊正派岩井流宗家を継承[2]。2020年5月2日の国立劇場大劇場での披露公演をもって「11代目岩井半四郎」を襲名する予定だったが[3]、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年5月3日へと延期された[4]。
なお"日本舞踊家として"岩井半四郎を襲名するのは「一代限り」との事。新型コロナウイルスの影響により2回の延期を経て、2021年11月28日襲名披露舞踊公演「岩井会」を開催した。[5][6]。
海外でも日本舞踊を披露し、国際文化交流に貢献している。
主な出演
テレビドラマ
映画
情報・バラエティ番組
CM
著書
脚注
関連項目
外部リンク