岡崎 勝世(おかざき かつよ、1943年 - )は、日本の歴史学者である。埼玉大学名誉教授。専門はドイツ近代思想史である。
東大大学院時代は成瀬治に師事した。
ドイツ啓蒙主義歴史学、特にゲッティンゲン学派(ガッテラー、シュレーツァー、ヘーレンなど)の研究を詳細に行い、その歴史学史的位置付けを行った。すなわち、ドイツ啓蒙主義歴史学がキリスト教的世界史(普遍史)を世俗的世界史へと転換させるとともに、近現代の科学的歴史学研究の出発点ともなった、としている。また、普遍史が崩壊した背景には聖書の批判的研究の進展により、聖書が神の言葉を書き記したものではなく、神をエロヒムとヤハウェというそれぞれの名で呼ぶ別々の人間集団によって書かれた二編の歴史的文書を編集したものであることが明らかになった事実を挙げている。これにより聖書を根拠に年数計算を行ってきた聖書年代学が崩壊し、キリスト教的普遍史が終焉した、としている。
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