山内 美咲(やまうち みさき、1995年3月10日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。
沖縄県糸満市出身。小学生では陸上競技、中学に入学後にバレーボールを始め、美ら島沖縄総体2010の強化メンバーに選出される[2]。沖縄県立西原高等学校在学中の2012年10月には、アジアジュニア選手権のメンバーに選出され[3][4]、銅メダル獲得に貢献した[5]西原高校バレー部の監督は「身体能力は九州一」と賛辞を捧げた[4]。翌年もジュニア代表として6月ブルノで開催された第17回世界ジュニア選手権に出場。28年ぶりとなるチーム準優勝に貢献した[6]。
東海大学進学後の2014年には、ユニバーシアード代表候補に選出され[7][8]、同代表で臨んだ第9回東アジア地区バレーボール選手権大会において優勝を果たした[9]。翌2015年5月のアジアU-23バレーボール選手権に出場し4位[10]、7月のユニバーシアード光州大会では銅メダルを獲得した[11]。2017年5月にタイで開催されたアジアU-23バレーボール選手権に出場し、主将としてチームを優勝へと導き、自らもMVPに耀いた[12]。
一方国内大会においては、2015年の全日本インカレで優勝に貢献しベストスコアラー賞[13]、大学4年次には主将として関東大学バレーボールリーグ1部春季リーグで準優勝し敢闘賞、2016年6月の東日本インカレでベストスコアラー賞、サーブ賞を獲得した[14]。
2016年12月、V・プレミアリーグのNECレッドロケッツへの入団内定が発表された[15]。2017年1月29日にVレギュラーラウンド最終戦、久光製薬戦の第2セットにリリーフサーバーとして出場し、プレミアデビューを果たした[16]。
2017年もユニバーシアード代表候補となり、7月にベトナムで開催されたVTVカップに出場[17]。優勝に大きく貢献しベストオポジットに選出された[18]。二大会連続出場となるユニバーシアード(2017/台北)では主力として活躍し、11大会ぶりの銀メダル獲得に貢献した[19]。
2019年、2019-20シーズンより、NECのキャプテンに就任した[20]。3シーズンキャプテンを務め、2022-23シーズンより、NECのキャプテンを古谷ちなみに引き継いだ[21]。
2023年、タイリーグのダイヤモンドフードに期限付き移籍となった。タイのコンビバレーに憧れがあり、キャリアアップのための決断だと話している。背番号は14で、契約期間は同年10月15日から2024年3月31日まで[22][23]。チームは女子タイリーグ(英語版)準優勝となり、ベストオポジット賞を獲得した[24]。
2025年3月、同期の塚田しおりとともに2024-25シーズン限りでの現役引退が発表された[25]。
バスケットボール選手の川上麻莉亜とは高校時代の同期で親友[2]。
V.LEAGUEの個人成績は下記の通り[26]。