山代町(やましろまち)は、かつて石川県江沼郡に存在した町。現在の加賀市中央部に相当する。山代温泉で知られた。
地理
北側の江沼平野と南側の江沼丘陵の境界付近に位置する。かつては北陸鉄道加南線の路線が本町内に展開し、粟津温泉、動橋駅、山中温泉などと連絡していた。現在では、合併前の本町域をもって「山代地域」と称されている(旧・南郷村(南郷地区)の黒瀬町、保賀町、中代町を含む)。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、江沼郡山代村、桂谷村及び尾俣村の区域をもって、江沼郡山代村が発足する。
- 1911年(明治44年)3月5日 - 山代軌道(のち温泉電軌→北陸鉄道動橋線)の山代駅 - 動橋駅間が開業。
- 1913年(大正2年)3月10日 - 山代村が町制施行して、山代町となる。
- 1914年 - 温泉電軌(後の北陸鉄道連絡線)の河南駅 - 山代東口駅 - 粟津温泉間駅が開業。
- 1937年(昭和12年)5月12日 - 町役場付近の寺が放火され中心部へ延焼。町役場や民家122戸などが焼失[1]。
- 1942年(昭和17年)5月5日 - 庄村を編入する。
- 1948年(昭和23年)7月7日 - 山代町議会が住民投票でリコールされるが、町側は提訴し解散は凍結され任期満了に至る。全国で初めて地方議会のリコール成立。
- 1955年(昭和30年)1月20日 - 山代町、勅使村及び東谷口村が合併して、改めて山代町が発足する。
- 1958年(昭和33年)1月1日 - 大聖寺町、山代町、橋立町、片山津町、動橋町、南郷村、三谷村、三木村及び塩屋村が合併して、加賀市が発足する。大字山代は山代温泉に名称を変更する、他の25大字は加賀市の町名に継承。
経済
教育
交通
鉄道
娯楽
脚注
関連項目