小金湯(こがねゆ)は北海道札幌市南区の地名。国道230号沿いの地域のひとつで、札幌市街から見て定山渓の手前に位置する。
地名の由来は判然としない。温泉の硫黄が黄金色に見えたからとも、砂金が採れたからとも言われる[2]。あるいは川床に露出した黄銅鉱が理由であるかもしれない[2]。
歴史
かつての豊平町大字平岸村字一の沢に該当する[2]。
1884年(明治17年)に札幌農学校第4農場が開設されたとき、山に慣れた人を小作人とするため九州まで人材募集が出向いた[3]。小金湯は熊本県出身者が開拓担当となったため、「熊本開墾」と呼ばれた[4]。
1887年(明治20年)ごろから温泉場として発展を始める[4]。
1944年(昭和19年)の字名改正によって豊滝の一部となるが、豊平町と札幌市の合併の翌年である1963年(昭和38年)に「小金湯」として分割された[4]。
施設
脚注
- ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2016年5月4日閲覧。
- ^ a b c 『札幌地名考』p.114
- ^ 『札幌地名考』pp.114 - 115
- ^ a b c 『札幌地名考』p.115
参考文献
外部リンク