小言念仏(こごとねんぶつ)は落語の演目のひとつ。上方落語における世帯念仏(しょたいねんぶつ)もこの項で説明する。
ストーリーのない、形態模写の要素が濃い演目。大阪から東京に移入されたいわゆる「上方種」のひとつ。
上方では3代目桂米朝の、東京では3代目三遊亭金馬、10代目柳家小三治の得意ネタとして知られる。
演者は人々の様々な読経の様子を演じる。その際、扇子で見台(ない場合は床)を一定のリズムで叩き、木魚を模する。
演目の主題である小言をこぼしながら読経する老人は、以下のように演じられる。