寺戸 伸近(てらど のぶちか、1980年9月9日 - )は、日本の元男性キックボクサー。島根県浜田市出身。Booch Beat所属。ISKA K-1世界バンタム級王者。元Krush -55kg王者。
2003年12月7日、空修会館所属として全日本キックボクシング連盟「Fujiwara Festival 〜藤原祭り〜」でプロデビュー[1][2]。
2004年、空修会館が休会となり山本優弥・平谷法之と共に新チーム「BOOCH BEAT(ブッチ・ビート)」所属となった[3]。
2005年2月6日、全日本キックボクシング連盟「MOVING」で行われたJ-NETWORK MACH 55トーナメント出場者決定戦で浦林幹に判定勝ち[4]。
2005年3月2日、MACH 55トーナメント1回戦で藤原国崇と対戦し、TKO負け。キャリア初黒星となった[5]。
2005年4月23日、イギリス・バーミンガムのNECアリーナで開催された「PAIN and GROLY」で日本国外での初試合をリース・クルークと行ない、TKO勝ち[6]。
2006年7月22日、真王杯 55kgトーナメント 1回戦で真二に判定勝ちするも[7]、9月24日の準決勝で米田貴志に判定負け[8]。
2007年6月9日、全日本キックボクシング連盟「CUB☆KICK'S-6」のメインイベントでチェ・ジンスンと対戦し、KO勝ちを収めた。試合後のリング上で全日本バンタム級王者藤原あらしへの挑戦をアピールした[9]。
2007年8月25日、全日本バンタム級タイトルマッチで藤原あらしに挑戦し、ミドルキック、膝蹴り、右肘打ちで連続ダウンを奪われるとタオルが投入されTKO負け。王座獲得に失敗した[10]。
2008年、田中佑季・原田直樹と共にBOOCH BEATから青春塾へ移籍[11]。
2009年1月4日、全日本キックボクシング連盟の第24代全日本バンタム級王座決定トーナメントに出場。決勝で瀧谷渉太に判定勝ちし、王座を獲得した[12]。瀧谷はプロキャリア初黒星となった。
2009年3月1日、第2代M-1バンタム級王座決定戦で前田浩喜と対戦し、2RTKO勝ちで王座を獲得した[13]。
2009年11月22日、第2代RISE55kg級王者決定戦でTOMONORIと対戦し、2RKO勝ちで王座を獲得した[14]。
2010年1月4日、Krush.5でアンディ・ハウソンと対戦予定であったが、ハウソンが足負傷により欠場[15]。代わりにランバー・ソムデートM16とのエキシビションマッチを行った[16]。
2010年3月13日、Krush×SurvivorでKENJIと対戦し、右フックでKO勝ち[17]。
2010年7月31日、RISEバンタム級王座防衛戦で九島亮と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座初防衛に成功した[18]。
2010年12月12日、Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~で、SB日本スーパーバンタム級王者日下部竜也と対戦し、1Rにダウンを奪うも3度のダウンを奪われ0-3の判定負けを喫した。
2011年8月14日、Krush.11のK-1ルールで行われたISKA世界スーパーバンタム級(後にバンタム級に改称)王座決定戦でISKAイギリス・バンタム級王者キエラン・マカスキルと対戦し、倒しきれないまでも計5回のダウンを奪い大差判定勝ちを収め世界タイトル奪取に成功した[19]。
2012年1月9日、Krush.15でKrush -55kg級王者の瀧谷渉太に挑戦し、1RKO負けで王座獲得に失敗した。
2012年8月12日、Krush.21にてISKA K-1世界バンタム級の防衛戦でアンディ・ ハウソンと対戦し、2RKO勝ちで王座の初防衛に成功した。
2013年5月12日、Krush.28にてKrush -58kg級王座決定戦で武尊と対戦し、判定負けで王座獲得に失敗した。
2013年8月25日、Krush.31にてISKA K-1世界バンタム級王座の防衛戦でアレクサンダー・プリリップと対戦し、5R判定勝ちで2度目の王座防衛に成功した。
2014年7月13日、Krush.43にてISKA K-1世界バンタム級王座の防衛戦でヴェダット・ウルックと対戦し、1RKO勝ちで3度目の王座防衛に成功した。
2015年4月19日、K-1 WORLD GP -55kg初代王座決定トーナメントに出場し、1回戦でルイ・ボテーリョに判定勝ちをするも、続く準決勝で大雅に3RKO負けを喫した。
2016年3月20日、Krush.64にてKrush -55kg王者の堀尾竜司に挑戦し、3R判定勝ちで第5代Krush -55kg王座の獲得に成功した。
2016年9月30日、 Krush.69にてKrush -55kg王座の防衛戦でチャールズ・ボンジョバーニと対戦し、1RKO勝ちで王座の初防衛に成功した。
2017年4月22日、K-1 WORLD GP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場。1回戦でジェイミー・ウィーランと対戦し、本戦で決着がつかず延長にもつれ込んだ接戦を2-1の判定勝ち。準決勝では久保賢司と打ち合いを繰り広げた末に、2RKO負けを喫した。
2017年11月5日、Krush.82にてKrush -55kg王座の防衛戦で久保賢司と対戦し、延長にもつれ込む熱戦の末に判定勝ちを収め、2度目の王座防衛に成功した。
2018年7月3日、記者会見を行い「僕はKrushのチャンピオンとして、Krushのベルトの価値を見出せなくなりました。それは様々なトラブルがありまして、そういった面でも僕はこの先、現時点でKrushで試合が出来ないのかな。」と、Krush運営とのトラブルを示唆して、Krushスーパー・バンタム級王座を返上した[20]。
2009年1月4日 - 2009年(団体解散)
2009年3月1日 - 現在
2009年11月22日 - 2010年(返上)
2016年3月20日 - 2018年7月1日(返上)