宗康親王(むねやすしんのう)は、仁明天皇の第二皇子。母は贈皇太后・藤原沢子(藤原総継の娘)。光孝天皇の同母兄。官位は四品・中務卿。
経歴
承和元年(834年)初めて父・仁明天皇に拝謁する。承和3年(836年)大和国山邊郡荒廃田10町、播磨国神埼郡荒廃田33町、美濃国席田郡空閑地70町を賜与される。
承和10年(843年)元服して、承和11年(844年)四品に叙せられ、翌承和12年(845年)大宰帥に任ぜられる。嘉祥2年(849年)には中務卿を兼ねるが、翌嘉祥3年(850年)仁明天皇の出家に伴い、弟の源多とともに出家。最終官位は四品中務卿。
清和朝の貞観10年(868年)6月11日薨去。享年41。
官歴
『六国史』による。
参考文献