安田 芙充央(やすだ ふみお、Fumio Yasuda、1953年 - )は、日本の作曲家、ピアニスト、ジャズピアニストである[1][2][3]。
1953年(昭和28年)、東京都に生まれる[1]。国立音楽大学作曲学科卒業[2]。クラシック、ジャズ、フリー・インプロヴィゼーション、現代音楽の技法を用い、ピアノ曲、室内楽、オーケストラの作品を発表している[2][4][5]。
2000年、『花曲 (Kakyoku)』[6]をドイツのウィンター&ウィンター・レコード(英語版)より発表し、作曲家としてヨーロッパでデビューした[7][8]。
2004年、ミュンヘン・オペラ・フェスティバル委嘱作品のオペラ「Der Kastanienball」の作編曲を担当し、ピアニストとして出演した[9][10]。
2005年、スイスの音楽祭「Stanser Musiktage」で自身のピアノとバーゼル室内管弦楽団によりピアノ協奏曲「ピアノと弦楽オーケストラの為の架空映画」、テオドロ・アンゼロッティをソリストに迎えた「アコーディオン協奏曲」を初演した[11]。
2006年からテオ・ブレックマン(英語版)と共演プロジェクトを開始した[12][13][14][15]。
2013年、マルチメディア・インスタレーション「On The Path Of Death And Life」をニューヨーク、ミュンヘン、ボルドーにて上演した(Stefan Winter,akimuseと共演、写真映像:荒木経惟)[16][17][18][19]。
2014年、ウィーン楽友協会大ホール「Tonkünstler-Orchester Niederösterreich concert」の作編曲を担当、ピアニストとして出演した(ピアノ・作編曲:安田芙充央、ボーカル:テオ・ブレックマン、指揮:ベルント・ルフ(ドイツ語版)、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団)[13][20]。
ソロピアニストとしての活動として、2001年、ヴェルディのオペラをピアノ・トランスクリプションしたCD「Im Zauber von Verdi」、2014年のオリジナル・ピアノ曲によるCD 「Fractured Silence」の録音がある[4][5][21][22][23]。
1995年より写真家・荒木経惟の映像作品「Arakinema」の音楽を担当した[2][8][24][25]。
ジャズピアニストとして高柳昌行と共演している[1][26]。
すべてクレジットは「音楽」である。