American Printing House for the Blindによると、大活字本に用いられる標準フォントサイズは18ポイントであるが、個々のニーズに合わせて異なったフォントサイズが用いられることもある[1]。また、日本大百科全書によれば、12ポイントから22ポイントの書体が使われるとしている[2]。
歴史
初めて大活字本を出版した出版社の内のひとつであるClear Type Publishing Companyは、1910年頃に36ポイントの活字を用いた[3]。オハイオ州に本社のある出版社は、24ポイントと36ポイントのフォントサイズで書籍を出版する大活字本の出版に特化している[4]。
1969年、ソープが立ち上げた出版社のウルバースクロフト(Ulverscroft)は、16ポイントと通常のフォントサイズによる書籍の印刷を開始した。ただし、16ポイントは、アメリカ盲人協会(American Council of the Blind)が推奨する20ポイントはおろか、提唱している最小値である18ポイントよりも小さいものである[7]。