大和 藤中(やまと ふじなか、1985年9月2日 - )は、日本のプロボクサー、元大相撲力士である。本名及び旧リングネーム・大相撲力士時代の四股名は藤中 充紀(ふじなか みつのり)。宮崎県宮崎市出身。デビュー当時は金子ボクシングジム所属だったが、現在はDANGAN AOKI BOXING GYM所属。階級はヘビー級。
弟である藤中周作も金子ジム所属のプロボクサーで、2011年にウェルター級全日本新人王を獲得している。
小1時にわんぱく相撲宮崎市3位、小3から中2までは空手、中1で柔道を始め中3で宮崎県3位。中学卒業後に上京し、ボクサーを目指したが一度断念。貴乃花に憧れ、2004年に貴乃花部屋の新弟子第1号として大相撲入りした[1]。
同年3月場所で初土俵[2]。5月場所は序ノ口で負け越し、翌7月場所は勝ち越して、翌9月場所では序二段に昇進したものの、同場所を全休して引退。本名と同じ藤中から四股名を改名することはなかった。
その後、金子ジムに入門し再びボクサーを目指す。
2009年12月、ヘビー級プロテストで合格[3]。
2010年5月19日、後楽園ホールで開かれた「ボクシングの日」イベントにてひまわり真戦でデビューするが、3回TKO負け。
2010年12月25日、大阪松下IMPホールでマサ竹蔵に判定負け。
2011年4月2日、マンモス植田に判定勝ちを収め、3戦目で初白星。
2011年5月7日、大阪府立体育会館にてタカシラサカに判定負け。
2012年、リングネームを本名から大和藤中に改名[4]。
2012年11月4日、東日本新人王決定オープン戦としてマンモス植田と対戦し、判定勝利。
2012年12月16日、全日本新人王決定戦にヘビー級東軍代表として出場、西軍代表・マサ竹蔵を2回TKOで倒し、記念すべき初代全日本ヘビー級新人王を獲得した。
2013年4月21日、日韓親善対抗戦としてイ・ギョンハクと対戦し、判定勝利。
2014年1月11日、元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者でヘビー級転向を目指していた石田順裕と査定エキシビション[5]。
2015年11月18日、後の日本ヘビー級王者上田龍と対戦も判定負け。
2022年3月23日、DANGAN AOKIに移籍[6]。