大原 真室(おおはら の まむろ)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。駿河守・大原今城の曾孫で、大和介・大原真甘の子とする系図がある。官位は従五位上・肥後権介。
経歴
嘉祥3年(850年)文徳天皇の即位後に従五位下に叙爵する。その後、仁寿3年(853年)三河介、斉衡2年(855年)肥後介と文徳朝半ばから地方官を歴任する。
清和朝に入っても、天安3年(859年)肥後権介と引き続き地方官を務めた。その後散位となり、貞観10年(868年)従五位上に至る。
官歴
『六国史』による。
系譜
脚注
- ^ a b c 鈴木真年『百家系図』巻55,大原真人
- ^ 年代的には真室の妹とするのが妥当か(宝賀[1986: 74])
参考文献