大分市民図書館(おおいたしみんとしょかん)は、大分県大分市にある公立図書館である。ホルトホール大分の1-2階に設置された大分市民図書館(本館)と、コンパルホールの1階に設置された大分市民図書館コンパルホール分館(分館)とからなる。
沿革
かつての大分市では、1974年(昭和49年)から移動図書館車の運行が行われていたものの、常設の市立図書館はなかった。そこで、1986年(昭和61年)6月に複合文化施設であるコンパルホールが開館した際に、コンパルホール内にコンパルホール市民図書館が設けられた。この図書館は、当時としては珍しかった休日・祝日開館、午前9時から午後9時までの長時間開館といった試みを行っていた。また、大分県内の公立図書館で初めて図書館コンピュータシステムが導入されたのも、この図書館であった[3]。コンパルホール市民図書館は、1996年(平成8年)7月に 図書館法に基づく図書館として整備され、名称を大分市民図書館に改めた。
2013年(平成25年)7月20日、ホルトホール大分の開館に伴い、同施設内に移転。コンパルホール内の施設は規模を縮小し大分市民図書館コンパルホール分館となった。
年表
- 1974年(昭和49年)6月 - 「大分市移動図書館の設置及び管理に関する条例」が公布される[4]。
- 1974年(昭和49年)8月 - 移動図書館車「そよかぜ1号」が運行を開始[4]。
- 1986年(昭和61年)6月 - コンパルホールの開館に伴い、コンパルホール市民図書館が設けられ、大分地域広域市町村圏(野津原町・挾間町・庄内町・湯布院町・佐賀関町)への配本を開始[4]。
- 1996年(平成8年)7月 - 図書館法に基づく図書館として整備され、大分市民図書館となる[4]。
- 2013年(平成25年)
- 3月1日 - 3月31日 - ホルトホール大分への移転準備のため休館[2]。
- 7月20日 - ホルトホール大分内に移転。コンパルホール内の施設は規模を縮小し大分市民図書館コンパルホール分館となる。
- 11月28日 - 大分市民図書館コンパルホール分館で1階天井から水漏れが起こり、児童図書コーナーの児童書約1万冊が水浸しになった。同コーナーは一時閉鎖されたが、12月11日に再開した[5][6]。
利用
図書の貸出は、大分市及び由布市に住んでいる者、大分市に通勤・通学している者が利用可能。利用には、貸出券の登録が必要である。貸出及び返却は、大分市民図書館本館、分館のほか、大分市内の12の公民館、鶴崎・稙田市民行政センター図書室でも可能[7]。
脚注
外部リンク
大分県の図書館 |
---|
県立 | |
---|
市町村立 | |
---|
|