外山 光男(とやま みつお、1982年[1] - )は、日本の映像作家。
来歴
福岡県出身[2]。2004年に東放学園映画専門学校デジタル映画科を卒業し、フリーランスの映像作家として活動を開始する[1]。
2005年、『ぼくらの風』でデジスタ・アウォードの映像部門グランプリを受賞し、注目を浴びる[3]。その後、NHKで放送された『星新一ショートショート』で「さまよう犬」と「災難」の制作を手がける[4]など、デジタルアート界で高い評価を受け[5]、次の世代を担う若手映像作家の1人[6]と目されるようになる。
加えて、2008年2月1日に自身初となる絵本『むずかしい夜』を発売するなど、映像以外の分野でも活躍の場を広げている。
作風
オリジナルのアニメーション制作をメインに活動している[7]。
作画では水彩絵具や色鉛筆を使用しており[8]、やわらかなタッチ[9]が特徴である。加えてピアノやアコーディオン、ウクレレなどの楽器を使用して奏でる自作の音楽[3]や、分かりそうで分からない外山独自の言葉[7]によって、宮沢賢治を思わせる[3]幻想的な世界を作り出している[5]。
外山は自身の作品について、フランスやスペインのインディーズ映画から影響を受けていると発言している[4]。
作品
オリジナルアニメーション
- ガラクタ・キネマ
- 煙突サンタクロース - クリスマスデジタルアートグランプリ2004 関東経済産業局長賞[10]
- ぼくらの風 - デジスタ・アウォード2005 映像部門グランプリ
- 冬灯童話
- 真夜中ブック
- 赤の話
- trot - イメージフォーラムフェスティバル2006 入選[11]、バンクーバー国際映画祭招待上映[5]
- 星会 - NHK『デジタル・スタジアム』ベストセレクション2006選出
- 珈琲の晩
- my copernicus
- ジョン
- Snow lesson
- 幽廊
- 金星の夢
- 遠い散歩
映像制作
DVD
- 珈琲の晩(noble、2012年3月9日[14])
- 『星会』『ぼくらの風』『金星の夢』『my copernicus』『trot』『珈琲の晩』『遠い散歩』の7編のアニメーションを収録[3]
絵本
出典
外部リング