国立療養所大島青松園(こくりつりょうようじょおおしませいしょうえん)は、香川県高松市庵治町に位置する国立ハンセン病療養所。
概要
高松市の離島である大島(面積 61 ha、高松港の東北8 km)に所在する。大島の西には、桃太郎伝説の鬼が島とされる女木島、南には屋島の戦いで知られる屋島、東には小豆島が存在する。野島泰治が長らく所長を務めたほか、林文雄が晩年に勤務した。
歌手の沢知恵が毎年無料のコンサートを行い、島の内外から多くの人が訪れているほか、2010年(平成22年)から大島が瀬戸内国際芸術祭の会場の一つとなった。しかしながら国土交通省四国運輸局より、官庁船に不特定多数の乗客を乗せることは違法の可能性があるとの指摘を受け、2016年(平成28年)より所用のある者以外の乗船ができなくなった。このため、大島青松園入所者自治会が定期航路での就航を要望、2019年(平成31年)1月21日付で定期航路としての認可を受け、同年4月26日より一般の乗船が再開されることとなった[1]。
沿革
診療科
交通
入所者、職員、来所者の交通、物資輸送のため高松港から官有船が運航されている[2]。2019年4月26日〜高松-大島間は観光客も乗れる定期航路となっている。
- 高松港 - 大島港
- 庵治港 - 大島港(職員専用航路)
船舶
脚注
参考文献
外部リンク