|
この項目では、青森市の地名について説明しています。朝鮮の歴史上の地名については「馬山市」を、中国の地名については「合浦県」をご覧ください。 |
合浦(がっぽ)は青森県青森市の地名。現行行政地名は合浦一丁目及び合浦二丁目。郵便番号030-0902。
地理
青森市中心部からみて東に位置し、北は青森湾に面する。東で造道、南で浪打、南の道路上の一点で花園、南西で栄町、西で茶屋町・港町と接する。
一丁目西端の道路[3]その道路沿いには商店や事務所等がみられる。それらの裏にあたる一丁目の中部は戦前以来の住宅地であるが、タクシー会社等の事業所もみられる。さらにその道路を南下すると、国道4号と交わる栄町交差点に出て、通称「東青森駅通り」と呼ばれる道路につながる。
二丁目の大半は合浦公園が占めるが、北西端には造船所があり、西に隣接する港町とともに、準工業地域の一角を形成する。[4]南端の国道沿いは、商店が事務所等が多い。それ以外の場所では一般の住宅が多い。
河川
海洋
通学区域
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]。
交通
現在、地域内に鉄道駅はないが、下記のバス停留所は存在する。
バス停留所
- 青森市営バス - 合浦公園前(東部営業所・県立中央病院方面行き)、岡造道一丁目(沢田橋方面行き)
- 弘南バス - 合浦公園前(青森営業所方面行き)
※ なお、上記の反対方向に向かう停留所は、国道4号をはさんで向かい側にあるが、その所在地は浪打である。
- 青森市市民バス - 合浦小学校通り、合浦公園西口、スポーツ会館前、合浦町(県立中央病院方面行き)
道路
- 国道4号 - 町の南端を通過
- 青森市都市計画道路3・3・1石森橋通り線 - 合浦公園西口から西に向かっている。
- 青森市都市計画道路3・3・2青森駅通り合浦線 - 町の西端付近から青森駅前広場につながる。途中から、本町通り、新町通りと呼ばれるようになる。
歴史
元々は水田の多い場所であったが、明治に入って合浦公園が建設され、明治の末から地域内に学校が移転し、また、青森市の人口が増加したことから住宅地として発展し、交通も整備され始めた。区画整理が行われ、「合浦町」・「西門町」と呼ばれるようになる。戦後は競輪場・野球場が作られ、学校・公園の存在も相まって、大いににぎわった。その後、浪打駅が廃止され、学校も他の地域に移転して数を減らしていったが、体育館、室内プールなど、スポーツ施設は徐々に充実していった。
地名の由来
合浦とは戦国期から見える地名である。かつて、現在の津軽地方の北部海岸を外浜(そとがはま)と呼んだ。その外浜を北部を上磯、東部を下磯と2つに区分したときの接合点が合浦と呼ばれたのだという。[6]
沿革
青森市 「土地区画整理事業による面的な都市整備」
2019年5月8日閲覧)その後、その地区は「造道字合浦町」となった。現在の合浦一丁目付近である。
- 1935年(昭和10年) - 青森市立第一中学校(現在の青森県立青森北高等学校)が造道字合浦町に設置された。
- 1945年(昭和20年)7月 - 青森空襲により、青森中学校・青森商業学校の校舎が焼失した。
- 1950年(昭和25年)6月 - 合浦公園内のグラウンドに青森競輪場が建設されたため、その代替として、現在の青森市スポーツ会館、浪打公園附近に青森市営陸上競技場が建設された。なお、ここはもともと忠魂塔建設予定地であった。同年、青森市営球場が青森中学校跡地に建設された。【盛衰記】
- 1966年(昭和41年)6月1日 - 青森市東部地区住居表示実施により、造道字浪打および造道字合浦町の各一部が、合浦一丁目、同二丁目となる。
- 1968年(昭和43年)- 国鉄東北本線の南方移転に伴い、浪打駅が廃止。
- 1971年(昭和46年) - 青森県立青森商業高等学校が同市造道字磯野(のちの東造道)に移転。
- 1977年(昭和52年) - 青森商業高等学校跡地に青森市民体育館が設置。同年開催の第32回国民体育大会(あすなろ国体)の会場として使われた。
- 1982年(昭和57年) - 合浦公園内の青森競輪場が青森市新城に移転。跡地は多目的広場となる。
- 1984年(昭和59年) - 青森県立青森北高等学校が同市羽白に移転。(校舎は青森市立浪打中学校に転用された後に解体。敷地は同中学校に取り込まれた。)
- 2002年(平成14年) - 青森市スポーツ会館が完成する。
- 2024年(令和6年)6月30日 - 青森市民体育館が閉館[7]。
施設
関連項目
脚注
外部リンク
※花園とは道路上の一点で接する。
|
---|
※地域区分(地区区分表・地区区分図で使用されているもの)ごとに表示する。 |
東地区 | |
---|
中心地区 | |
---|
南地区 | |
---|
西地区 | |
---|
東部地区 | |
---|
南東部地区 | |
---|
西部地区 | |
---|
南部地区 | |
---|
北部地区 | |
---|
浪岡地区 | |
---|
カテゴリ |