北村(きたむら)は、北海道空知支庁管内中部にあった村。農業で栄えた。
2006年(平成18年)3月27日、栗沢町とともに岩見沢市に編入合併された[1]。
地理
空知支庁中部に位置、石狩川の東岸(左岸)に位置する。
北村全体は山地や丘陵などが全く見られない坦々たる平地である。最高点は赤川開拓団地奥の標高14.8メートル、最低点は砂浜の9メートルで、その高低差は5.8メートルに過ぎない。
- 河川: 石狩川、旧美唄川、新赤川、旧赤川、幾春別川、大願川、片倉川
- 湖沼: 本田沼、共栄沼、蛇沼、日野沼、鏡沼、中沼、三日月沼、大沼、長沼、猫沼、蓴菜沼()
隣接していた自治体
村名の由来
1893年に同地にて農場を開設した北村雄治の「北村」から村名が採られた[5]。
村内の地名は、北海道内の他市町村と比較して、アイヌ語に由来するものが非常に少ない。理由としてはアイヌの定住者がいなかったことと、土地があまりにも平坦で特徴に乏しかったことが考えられる。
沿革
北村の地質
石狩川や美唄川の沿岸は沖積層であり、土地が肥沃なことから、最初に開拓が着手された。
川から遠ざかるにつれて土質は半泥炭となり、岩見沢に近づくほど泥炭層が厚くなって、低位泥炭地から高位泥炭地に移行する。
泥炭地の面積は約6000ヘクタールで、村内の約6割を占めていた。
姉妹都市・提携都市
経済
基幹産業は農業(稲作)。
教育
交通
バス
道路
施設・名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
社会教育施設等
- 北村中央公民館
- 豊正地区公民館
- 豊里地区公民館
- 共栄地区公民館
- 幌達布地区公民館
- 赤川地区公民館
- 東地区公民館
- 豊里地区コミュニティーセンター
- 美唄達布地区コミュニティーセンター
- 砂浜地区コミュニティーセンター
- 北村農村環境改善センター
- 北村農業者トレーニングセンター
- 北村温水プール
- 北村野球場
- 北村多目的体育館「土里夢」
- 東地区自然体験宿泊学習館「ぱる」
- 北村農業資料館
- 啄木の歌碑と鹿子百合の碑
公共施設等
- 北村高齢者福祉センター「えみる」
- 北村休養施設「やすらぎ温泉」
- 北村上水道配水池
- 北村農業技術拠点施設
- 北村農業試験圃
- 北村農業加工研究センター
- 北村農業廃棄物処理施設
- 北村農業集落排水処理施設
- 北村米感想調整施設「きたむら」
保育所
- 中央保育所
- 幌達布保育所(2021年度から休所、2023年度末で廃止[7])
- 豊正保育所
- 東保育所
公園
産業
- いわみざわ農協北村支所
- いわみざわ農協大富支所
- 北村商工会
- 北村赤川鉱山
郵便局・消防・警察
- 北村郵便局
- 岩見沢地区消防事務組合北支署
- 岩見沢警察北村警察駐在所
その他
出身の有名人
脚注
参考文献
- 『北村村史』北海道空知郡北村役場、1960年10月1日。
関連項目
外部リンク