加藤 雅(かとう まさし、1937年1月1日 - 2005年6月23日)は、日本の経済学者。元経済企画庁経済企画審議官。東京都出身。
人物
東京大学経済学部経済学科、同商業学科卒業。1962年、経済企画庁入庁。オックスフォード大学留学を経て、調査局海外調査課長、国民生活局長、経済企画審議官。1985年~1987年には経済白書執筆を担当。
1994年、東京経済大学経済学部教授。日本経済調査協議会特別顧問。
研究分野は、経済政策、規制緩和、景気変動論。所属学会は日本計画行政学会、景気循環学会、統計研究会、日本財政学会。
2005年6月23日、心不全のため神奈川県川崎市内の病院にて逝去[1]。68歳歿。
経歴
- 1955年 - 広島大学附属福山高等学校 卒業
- 1959年 - 東京大学経済学部経済学科 卒業
- 1959年 - 日新電機 入社
- 1960年 - 日新電機 退社
- 1962年 - 東京大学経済学部商業学科 卒業
- 1962年 - 経済企画庁入庁、調査局統計課兼総合開発局
- 1965年 - オックスフォード大学クライスト・チャーチ校 入学
- 1968年 - OECD 事務局員(経済統計局国別経済分析担当・日本,スイス,オランダ経済の分析に従事)
- 1973年 - 経済企画庁総合開発局総合開発課課長補佐
- 1974年 - 経済企画庁調査局内国調査課課長補佐
- 1975年 - 経済企画庁物価局物価政策課課長補佐
- 1977年 - 長官官房参事官兼日本経済研究センター主任研究員
- 1980年 - 経済企画庁総合計画局計画官(労働、産業)
- 1983年 - 経済企画庁調査局海外調査課長(世界経済白書作成)
- 1985年 - 経済企画庁調査局内国調査第一課長(経済白書作成)
- 1987年 - 経済企画庁長官官房秘書課長
- 1988年 - 経済企画庁長官官房経済企画参事官兼調査局審議官
- 1990年 - 経済企画庁物価局審議官(兼務)
- 1990年 - 経済企画庁国民生活局長
- 1994年 - 経済企画審議官
- 1994年 - 経済企画庁退職、東京経済大学経済学部教授に就任
- 2005年 - 死去
関連
著書
- 『紛争の経済学』(筑摩書房、1991年6月)
- 『消費する人』(四谷ラウンド、1995年12月)
- 『歴史の波動』(読売新聞社、1996年5月)
- 『景気変動と時間 循環・成長・長期波動』(岩波書店、2006年12月)
共著
出典
脚註