加世田駅(かせだえき)は、かつて鹿児島県加世田市本町(現・南さつま市加世田本町)にあった鹿児島交通枕崎線(南薩鉄道)の駅(廃駅)である。
鹿児島交通鉄道部所在地で、万世線の起点駅でもあった。現在はバスターミナルとなっている。
歴史
駅構造
本屋ホーム(単式)1面1線、島式ホーム1面2線の2面3線構造で、枕崎線の拠点駅の一つであり、構内には車両基地や多くの側線を持っていた。ただし、本屋側のホームは貨物用として使われており、晩年は廃車体が置かれた留置線となって機能しておらず、実質島式ホーム1面2線で運用されていた。
廃線まで万世線のホームも残されていた。
廃止後
鉄道駅としての廃止後、当地は「鹿児島交通加世田ステーション」となり、バスターミナル「加世田バスターミナル」も併設されている。
1994年(平成6年)には南薩鉄道記念館が開業し、廃線当時の状況を知ることができる。枕崎寄りには鹿児島交通のバス車庫と検車ピットがあり、検車場内にキハ100形が静態保存されている。
伊集院寄りにはニシムタ加世田店が営業中。2013年頃までは構内中央にベスト電器加世田店も営業していた(建物は現存せず。2013年12月に近隣地にエディオンとして移転後に閉店)。
隣の駅
- 鹿児島交通(南薩鉄道)
- 枕崎線
- 阿多駅 - 加世田駅 - 上加世田駅
- 万世線
- 加世田駅 - 薩摩万世駅
脚注
関連項目
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