「別れても好きな人」(わかれてもすきなひと)は日本のムード歌謡曲。作詞・作曲は佐々木勉。ロス・インディオス&シルヴィア盤の大ヒットで知られる。
概説
本作のレコードは1969年(昭和44年)6月、松平ケメ子盤が東芝音楽工業より発売され[1]、同年11月にパープル・シャドウズ盤がそれに続いて発売された[2]。ロス・インディオス盤は1975年(昭和50年)10月、男性ヴォーカル・バージョンが発売され[3]、4年後の1979年(昭和54年)9月、男女のデュエットに編曲されたロス・インディオス&シルヴィア盤[4]が大ヒットし、翌1980年に掛けてミリオン・セラーとなった。この時、歌詞の一部(青山→原宿、狸穴→高輪[5])が変更されている。また、同曲でロス・インディオス&シルヴィアは1980年の第31回・NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。
シルヴィア没後にテレビ番組で本曲が披露される時は、若手の女性歌手をゲストに迎えて披露されることが多い。
ジャケットは当時、ホテルパシフィック東京の30階にあったスカイラウンジ「ブルーパシフィック」で撮影された。
収録曲
- 別れても好きな人 作詞・作曲:佐々木勉/編曲:渋谷毅
- 帰らぬ恋人 作詞・作曲:綿引則史/編曲:今井久[要曖昧さ回避]
カヴァーしたアーティスト
脚注
- ^ 東芝音楽工業 TP-2169 1969年6月10日発売(東芝音工の月報1969年6月発売号による)
- ^ 日本ビクター(フィリップス・レーベル) FS-1100 1969年12月新譜(フィリップスの月報1969年12月号による)
- ^ ポリドール DR-1971 1975年10月新譜(レコード・マンスリー1975年10月号による)。この時点でシルヴィアはまだグループに参加していない。なお、ここまでの歌詞は原詩通りである。
- ^ ポリドール DR-6356 1979年9月21日発売(ポリドール レコード総目録1980年版による)
- ^ ロス・インディオス&シルヴィアのバージョンでは渋谷→原宿→赤坂→高輪→東京タワー(歌詞では「タワー」と表記)→乃木坂→一ツ木通り)
- ^ 編曲は若草恵。
- ^ “JUJU、スナックシリーズ第二弾カヴァーアルバム全曲ダイジェスト映像公開”. BARKS (2023年9月27日). 2023年11月7日閲覧。
関連項目
外部リンク