内山 知也(うちやま ちなり、1926年11月15日[1] - 2018年7月29日)は、日本の漢文学者、筑波大学名誉教授。斯文会常務理事、漢字文化振興会常務理事。
経歴
1926年、新潟県生まれ。東京文理科大学漢文学専攻で学んだ。卒業後は同大学研究科へ進んだが、太平洋戦争の戦局悪化により応召し、1945年に復学[2]。
その後は、新潟大学教育学部講師に着いた。大東文化大学助教授・教授を経て、1976年より筑波大学教授となった。1980年に学位論文『隋唐小説研究』を筑波大学に提出して文学博士号を取得[3]。1992年に筑波大学を定年退官し、名誉教授となった。同年より大東文化大学教授となり、1997年に退職した。学界では斯文会常務理事、漢字文化振興会常務理事を務めた。
専門は漢文小説。
著作
著書
- 共編著
- 翻訳など
- 『唐代小説選註』編 大東文化大学東洋研究所 1970
- 『中国詩文選』原田種成共著 桜楓社 1973
- 『甲骨文墨場必携 集殷虚文字楹帖彙編』羅振玉著 訳註 木耳社 1986
- 『文選抄 和刻本六臣註』原田種成共編 汲古書院 1993
- 『鄭板橋』監修 明清文人研究会編著 芸術新聞社 1997
- 『新編中国詩文選』鷲野正明、河内利治共編 白帝社 1999
- 『徐文長』監修 明清文人研究会編著 白帝社 2009
- 記念論集
- 『中国文人論集』内山知也博士古稀記念会編 明治書院 1997
参考
- 鷲野正明「内山知也先生を偲んで」『斯文』133, 2018年, 110-112頁.
脚注