兵庫クイーンカップ(ひょうごクイーンカップ)は、兵庫県競馬組合が園田競馬場で施行する地方競馬の重賞競走である。
概要
元々はアングロアラブ牝馬限定の全国交流重賞競走「全日本アラブクイーンカップ」(2000年だけ「兵庫アラブクイーンカップ」)と題して1981年の同組合設立記念レースとして開催されたものだが、アングロアラブの競走馬が減少してそれ単独でレースを続けることが困難になったことから、2000年の第20回大会を最後としてアラブ重賞としての指定を廃止。サラブレッドとの混合指定競走「兵庫クイーンカップ」として開催されるようになる。
2004年にこの「兵庫クイーンカップ」が重賞に格上げ(実質的には復帰)されたが、競走の性質が異なることから競走の回数はアラブクイーンカップからの加算ではなく2004年度を改めて第1回として開催することとなった。
近畿地方(園田・姫路)、北陸地方(金沢競馬場)、東海地方(名古屋競馬場、笠松競馬場)の中部日本3地区の交流戦として行われてきたが、2020年に西日本交流となり、高知・佐賀所属馬も出走可能となった。
2023年に距離が1870mに延長された[2]。
条件・賞金(2023年)
- 出走条件
- サラブレッド系3歳以上牝馬、北陸・東海・近畿・高知・佐賀所属。他地区所属馬の出走枠は5頭
- 負担重量[1]
- 定量。3歳54kg、4歳以上55kg。
- 賞金額
- 1着700万円、2着280万円、3着175万円、4着105万円、5着70万円[3]。
歴代優勝馬
重賞格上げ以前
重賞格上げ以降
各回競走結果の出典
脚注