『僕はいつもギター少年』(原題:Twang Bar King)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、エイドリアン・ブリューが1983年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
背景
前作『ローン・ライノウ』に引き続き、ブリューが友人達と結成したGagaというバンドと共に制作された[2]。ただし、前作ではブリューがドラムスも担当していたのに対して、本作ではラリー・ロンディン(英語版)が専任ドラマーとして迎えられた[3]。
レコーディングは1983年にイリノイ州シャンペーンのリハーサル・スタジオで行われたが、「トワング・バー・キング」のリード・ギターとボーカルは1979年の録音である[4]。「ペイント・ザ・ロード」では、キング・クリムゾンの楽曲「セラ・ハン・ジンジート」(アルバム『ディシプリン』に収録)のギター・パートが引用されている[3]。「バレエ・フォー・ア・ブルー・ホエール」は、アコースティック・ギターとローランドのギターシンセサイザーだけで演奏された[4]。
反響・評価
アメリカのBillboard 200では146位に達した[1]。マーク・アレンダーはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「音楽的にはトーキング・ヘッズやデヴィッド・ボウイとの経験を引き継ぎながらも、ブリューはここで彼自身の歌を見つけ、(まだ完全には捕えきれていないとはいえ)彼独特のサウンドに向かいつつある」と評している[5]。
収録曲
特記なき楽曲はエイドリアン・ブリュー作。8. 12.はインストゥルメンタル。
- アイム・ダウン - "I'm Down" (John Lennon, Paul McCartney) - 2:56
- アイ・ワンダー - "I Wonder" - 4:40
- カゴのない生活 - "Life Without a Cage" - 3:20
- セクシー・ライノウ - "Sexy Rhino" - 0:37
- トワング・バー・キング - "Twang Bar King" - 1:26
- アナザー・タイム - "Another Time" - 3:05
- 汽車の歌 - "The Rail Song" - 5:41
- ペイント・ザ・ロード - "Paint the Road" - 3:20
- シー・イズ・ノット・デッド - "She Is Not Dead" - 4:42
- フィッシュ・ヘッド - "Fish Head" - 4:31
- アイデアル・ウーマン - "The Ideal Woman" - 4:12
- バレエ・フォー・ア・ブルー・ホエール - "Ballet for a Blue Whale" - 4:44
参加ミュージシャン
脚注・出典
|
---|
スタジオ・アルバム | |
---|
ライヴ・アルバム |
Side Four | Live Overseas | ライヴ・アット・ロックパラスト
|
---|
コンピレーション・アルバム | |
---|
関連項目 | |
---|