伊賀の国大山田温泉さるびの(いがのくにおおやまだおんせんさるびの)は、三重県伊賀市(開業当時は阿山郡大山田村)が設置した温泉施設である。
概要
大山田村(現在の伊賀市)が建設し、1999年(平成11年)4月に開設した。開館当初に大山田温泉福祉公社が設立され、同公社が運営していた。伊賀市合併後は2006年(平成18年)4月より指定管理者制度の導入により委託運営に変更した後、施設売却により2023年(令和5年)4月からワイズコーポレーションが運営している。
歴史
年表
名称の由来
「さるびの」は造語であり、松尾芭蕉が書いた詩集の「猿みの集」に、当施設がある「子延()」という地名があることから、それを少しもじって「さるびの」となった[8]。ちなみに、「そうぞ」は大山田村(現在の伊賀市)の方言で「みんな・おおぜい」と言う意味である[8]。
施設
本館とそれに属する各施設から構成される[8]。
さるびの本館
温泉とレストランなどで構成される2階建ての複合施設である[8]。
- 温泉
木を用いた浴場の「けさんの湯」と石を用いた浴場の「ささゆりの湯」、源泉かけ流し風呂の「はぎの湯」と「もみじの湯」が設けられている[9]。なお、男女の入れ替えは1日おきに行われる[9]。
- 温泉を除く施設
本館に属しない施設
運動施設を含む下記の各施設が設けられている[8]。
アクセス
当施設は三重県道668号関大山田線沿いにある。かつては三重交通による路線バスの運行があり、「大山田温泉」停留所が設けられていたが、同停留所は2023年9月30日をもって廃止した[13]。
- 公共交通機関
- 自動車
その他
脚注
注釈
- ^ (※当初は2022年4月1日付で施設運営を売却先に譲渡する予定であったが、先延ばしとなった)
出典
関連項目
- 島ヶ原温泉やぶっちゃの湯 - 伊賀市が設置した温泉施設の1つ。こちらも施設売却により、2023年(令和5年)4月に民営化された。
外部リンク