伊吹 有喜(いぶき ゆき、1969年 - )は、日本の小説家。三重県尾鷲市生まれ、四日市市育ち[1]。女性。三重県立四日市高等学校[2]、中央大学法学部卒業[3]。四日市市観光大使[1]。
経歴
1991年出版社に入社[3]。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島 順子(ながしま じゅんこ)名義で応募した『風待ちのひと』(応募時のタイトルは『夏の終わりのトラヴィアータ』)で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞[3]。2009年に筆名とタイトルを改め同作で小説家デビュー。2014年、『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補[4]、第151回直木三十五賞候補[4]。2017年、『彼方の友へ』で第158回直木三十五賞候補[4]、第39回吉川英治文学新人賞候補[4]。2020年、『雲を紡ぐ』で第163回直木三十五賞候補[2]。2021年、『雲を紡ぐ』で第8回高校生直木賞を受賞。『犬がいた季節』で第34回山本周五郎賞候補。
作品リスト
- 『風待ちのひと』(2009年6月 ポプラ社 / 2011年4月 ポプラ文庫)
- 『四十九日のレシピ』(2010年2月 ポプラ社 / 2011年11月 ポプラ文庫)
- 『なでし子物語』(2012年11月 ポプラ社 / 2014年12月 ポプラ文庫)
- 『ミッドナイト・バス』(2014年1月 文藝春秋 / 2016年8月 文春文庫)
- 『BAR追分』(2015年7月 角川春樹事務所)
- 『オムライス日和 BAR追分』(2016年2月 角川春樹事務所)
- 『今はちょっと、ついてないだけ』(2016年3月 光文社 / 2018年11月 光文社文庫)
- 『情熱のナポリタン BAR追分』(2017年2月 角川春樹事務所)
- 『カンパニー』(2017年5月 新潮社 / 2019年12月 新潮文庫)
- 『彼方の友へ』(2017年11月 実業之日本社 / 2020年10月 実業之日本社文庫)
- 『地の星 なでし子物語』(2017年9月 ポプラ社)
- 『天の花 なでし子物語』(2018年2月 ポプラ社)
- 『雲を紡ぐ』(2020年1月 文藝春秋)
- 『犬がいた季節』(2020年10月 双葉社)
メディアミックス
テレビドラマ
映画
舞台
脚注
関連項目
外部リンク