京王ホキ280形貨車は1977年(昭和52年)4月[1]から1995年(平成7年)3月までに2両が在籍した[2]京王帝都電鉄京王線[注釈 1]の砕石(バラスト)用ホッパ車である[3]。
概要
国鉄ホキ800形貨車とほぼ同型である[4]。1974年(昭和49年)に東急車輛製造で京王相模原線建設工事用として製造され、日本鉄道建設公団が所有・使用した後、1977年に京王が購入したものである[4]。自重18t、荷重30t、全長12,800mm、TS-410台車装備[3][4]。1982年(昭和57年)1月にブレーキ方式が自動ブレーキから電磁直通ブレーキ(HSC)に改造された[5][3]。1995年にけん引車であるデト210形とともに廃車された[2]。
脚注
注釈
- ^ 新宿 - 京王八王子間の路線を指す場合もあるが、ここでは京王電鉄の1,372mm軌間の路線の総称として用いる。
出典
参考文献
書籍
雑誌記事
- 『鉄道ピクトリアル』通巻578号「特集 京王帝都電鉄」(1993年7月・電気車研究会)
- 出﨑 宏「私鉄車両めぐり 149 京王帝都電鉄」 pp. 223-242
- 「京王帝都電鉄 主要車歴表」 pp. 243-257
- 『鉄道ピクトリアル』通巻734号「特集 京王電鉄」(2003年7月・電気車研究会)
- 藤田 吾朗「京王の貨車のあゆみ」 pp. 187-194
- 「京王電鉄 主要車歴表」 pp. 240-259