井伊 雅子(いい まさこ、1963年2月8日 - )は、日本の経済学者。専門は、医療経済学・応用経済学[1]。一橋大学教授。本名葛西 雅子[2]。
東京都新宿区神楽坂出身。板橋区立常盤台小学校、板橋区立上板橋第一中学校、青山学院高等部を経て、国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。国際基督教大学(ICU)を卒業後、ウィスコンシン大学マディソン校でPh.D.(Economics)を取得。ワシントンDCの世界銀行で働いた後、1995年から横浜国立大学経済学部、2004年から一橋大学、2005年より現職。医療経済学を専門とし、質と財政の両立を目指した医療制度構築(プライマリ・ケアのシステム)や不確実性の下の医療(情報と合理的意思決定の分析)などを研究テーマとしている。専門職大学院の教育として、理論と現実の政策の接点に重点をおいた講義を行っている。著書に 「アジアの医療保障制度」(東大出版・2009年)、「新医療経済学」(日本評論社、2019年)、「地域医療の経済学」(慶應義塾大学出版会、2024年)など[4]。