二人一役(ふたりひとやく)とは、演劇などで、1つの役に2人の俳優が配役され、交代で演じることである[1]。
ある登場人物の成長する前の子供と成長した後の大人を別々の俳優が演じることもあれば、1人の人間の変貌した別の姿の場合もある。3人が兼ねれば三人一役、4人なら四人一役となる。
特撮などの変身ヒーローの変身後を別の人間が演じる場合や、顔を見せないスタントマンやスーツアクターのみ別の人間が演じる場合は狭義では含めない。
また、日本の演劇などでは、公演や役によっては上演回別に交代して複数の俳優が1つの役を担当することも多い。2人や3人で担当をする俳優のことはそれぞれ「ダブルキャスト」・「トリプルキャスト」(対義的に、全上演回を通して1人で担当する俳優は「シングルキャスト」)と呼称される[2]。なお、一人二役のことをダブルキャストと呼ぶ節もあるが、それは本来の意味からすれば誤用である。
推理小説や推理ドラマなどにおけるトリックとして見た場合、2人が1人を装うことを二人一役と呼ぶ場合もある。この分野ではよく取り上げられるトリックの一つである。
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