九鬼 隆貞(くき たかさだ)は、江戸時代中期の大名。丹波国綾部藩5代藩主。官位は従五位下式部少輔。
4代藩主・九鬼隆寛の四男として誕生
長兄で嫡子だった隆恭が廃嫡されたため、宝暦2年(1752年)に世子となる。明和3年(1766年)、父の隠居により跡を継ぐ。安永9年(1780年)12月12日に死去した。享年52。
死去の際、隆貞には実子として三男隆郷がいたが、この実子は父が死んだ年に生まれたばかりだったため、跡を田沼意次の七男で婿養子の隆棋が継いだ。法号は雲外隆松高峯院。